飯田橋ライブラリー

飯田橋ライブラリーを運営する図書委員会からのお知らせを掲載しています。

宮崎駿作「紅の豚」POPコンテストの作品紹介

2024-10-17 17:11:10 | 日記

こんにちは!飯田橋ライブラリーの図書委員会です。今日もPOPコンテストの応募作品を紹介していきます。


今日ご紹介する作品を応募してくれたのは、ジーナさん


アニメ  宮崎駿作  「紅の豚」


「飛ばねえ豚はただの豚だ」と言い放つポルコがとにかくかっこいい!
結末?想像して楽しめるのが大人なのだよ♡
  

POPコンテストでは、見事🥉銅賞🥉を受賞しました!


このアニメは、ポルコが「豚」という人間とは違う存在に変身した主人公であるがゆえに、人間とは全く違う不器用さ、渋さがにじみ出ているところが、いいなと思いました。このアニメでは、主人公が豚になってしまう(上記の場面)ことが最も衝撃的で印象に残っていますが、さらに驚いたのが、彼がそう決めた理由が「友人に対する反省を償うためだ」というところです。
そんな過去を持つポルコはとても正義感に満ち溢れているので、「あのセリフを言うポルコがかっこいい」ということにも共感できますね!!


ジーナさん、ありがとうございます!
作品紹介はまだまだ続きます!
次もお楽しみに!  

伊東






創作 「貨物列車」テーマ 川端康成「雪国」へのオマージュ

2024-10-17 14:58:00 | 日記
創作 「貨物列車」 林美沙希

 紅に染まる空の下。私は何故か、貨物駅にいた。真っ黒なコンテナとそれを運ぶ大きな機械。思えば自分は誰なのか、どこに帰るべきなのかが分からなかった。

 とにかくここは不気味な場所で、一刻も早く離れたかった。遠くに人影が見えたので、走った。冷たい向かい風が、体を包み込んだ。全身が真っ黒の男だった。思わず硬直してしまう。

「何をしているのですか?」そう聞くと、

「届く荷物を待っているんだ。君もそうじゃないのかい」

「何故ここにいるのか、分からないんです。でも違うと思います」

他にも人影が見えたので、この男とはここでお別れすることにした。


 2人目は、真っ黒の小さな女の子だった。

「何をしているの?」と聞くと、

「おしゃしんとおようふくと、くまちゃんをまってるの」そう言った。

「ママとパパはどこにいるの?」

小さな女の子がこんなところで一人なのは、とても心配だ。すると女の子は突然泣き出してしまった。やはり迷子だったのだろうか。

「私と一緒にいる?」

女の子は走って逃げてしまった。捜しても見つからない。仕方なく歩いていると、向こうに二人組の影が見えた。


 「すみません。小さな女の子が先程迷子になっていたのですが、お捜しですか?」

あの子の両親かもしれない。それなら伝えなければと思った。

「なんでここにいるの?」顔は見えないが、動揺した様子だ。

「××がどうしてここにいるんだ」男は怒り気味だった。

××?よく聞き取れない。

「とにかく××はあっちの列車に乗りなさい。乗り遅れたら駄目だよ」

私はその列車に、乗らないといけない。そうしなければならないと、不思議とそう思った。この二人の懐かしげな声をもっと長く聞いていたかった。列車の窓から、二人に手を振った。

 やがて闇から現れて来た長い貨物列車が二人の姿を隠した。


サン・テグジュペリ作「星の王子さま」POPコンテストの作品紹介

2024-10-17 10:00:00 | 日記
こんにちは!
飯田橋ライブラリー図書委員会です

引き続きPOPコンテストの応募作品の紹介です👏🏻

今日の作品を応募してくれたのはK母さん

書籍「星の王子さま」サン・テグジュペリ

読んだ時の年齢や状況で捉え方が変わる王子さまの言葉。人生で何度も読んで欲しい一冊です。


私も昔1度読んだことがある作品ですが、今の私には王子さまの言葉がどう響くか気になります😽😽

K母さん、応募ありがとうございました!

作品紹介はまだまだ続きます
次もお楽しみに!!

森田