夢殿

「本物」の持つ迫力

今日、実家の両親と一緒に奈良の薬師寺に行ってきました。

実は先週の土曜が小学校の授業参観日で、今日はその代休で娘は学校がお休みだったのです。

私の両親は我が家から車で10分足らずの距離に住んでおり、日頃からかなり頻繁に行き来しています。
そして私が子供の頃からお出かけするのが大好きな両親で、父が定年退職してからというもの、その出たがりに益々拍車がかかった様子(笑)
もともと各地の神社、仏閣を巡るのが好きで、その日の朝に急に思い立ち京都や奈良に車(もしくは新幹線・電車で)を走らせる・・・ということも日常茶飯事なのです。
(ちなみに、家から京都、奈良へは車で3時間~3時間半はかかります)
そしてその血を見事に受け継いだ私(笑)

で、今日も朝9時頃急に「おい、今から薬師寺に行くけど、一緒に来るか?」と実家からお呼びが掛かり
「うん、行く行く~」と私と娘も便乗させてもらいました。
(あれ、旦那は?笑)

ちなみに京都へ行く時は、自家用車では街中で交通渋滞に巻き込まれてしまう為、現地での異動には電車やバス、タクシーなど様々な移動手段を上手に使った方が時間を有効に使えるようです。

奈良の場合は、お寺とお寺の距離が比較的離れた場所にあることが多いようで、バスや電車も京都ほどには整備されていない印象があります。
その為、奈良を巡る時は車(レンタサイクルという手もある)を使ったほうが効率的かもしれません。
でも、やはり観光シーズンには駐車場が必ず空いているという保証はできませんが(笑)

そして今日のメイン、薬師寺では今、日本画家の平山郁夫画伯が30年の歳月をかけて完成されたという、三蔵法師が旅をした地を描いた13枚の巨大な壁画が公開されているという事で、それを拝観してきました。
薬師寺の公式HPはこちら→http://www.nara-yakushiji.com/

中国の雄大な自然、険しい山の様子などが描かれており
本物の芸術というのはやはりポストカードや画集などでは感じる事のできない迫力で迫ってきますね。

仏像などの彫刻にしろ、絵画にしろ、とにかく自分の目で本物を見てその雰囲気に触れてみる・・というのは、やはり大切な事ではないかと思います。
その絵なり彫刻なりの意味が例えよく分からなくても、私は良いと思うのです。
もしよく分からなかったとしても、
「この絵は何となく好きだな」
「あの壁画の色とっても綺麗」
「この仏様の、この腰のラインなかなか素敵じゃないの?」
「この優しげな観音様を眺めていると、何となくホッとする」など、
何でも良いから感じるものがあればそれで良いんじゃないかと。

私は興味のある画家などの展覧会などがあれば、なるべく美術館などに足を運んで本物に触れるようにしています。
正直、その絵や彫刻なりの意味または作者の意図などを本当に理解しているかと言われたら、全く自信はありません。
でも、その芸術を見て何を感じるかは、それを見る側に託されていると思うので
自由に想像しても良いのではないかと思います。

自分の娘にも、なるべくそういった「本物」に触れられる機会を今後も多く与えてあげられると良いなと思う今日この頃です。

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