いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

IBMがLotus SymphonyとApache OpenOffice 4.0について発表

2012年01月20日 23時36分07秒 | LibreOffice/AOO
Updates: IBM Lotus Symphony, Apache OpenOffice, IBM Docs and other fun stuff
長文ですが、是非とも原文を読んでいただきたいと思います。
が、それも酷な話なのでちょっと解説を入れます。

1. Lotus Symphony 3.0.1をリリースしました(ちなみにリリースノート)。これは2007年にSunからライセンスを受け、EclipseのXPDというフレームワークを使って提供しました。しかし、このフォークはやめます。Lotus Symphonyの開発チームは、Apache OpenOfficeの開発に加わります。

2. Apache OpenOffice 4.0 (もちろん3.4のあとにリリース)を、IBMは"Apache OpenOffice 4 the IBM Edition"をリリースします。これはApache OpenOffice 4.0にIBM独自の拡張機能を加えたものです。

3. LotusLive SymphonyはIBM Docsと名前を変えます。

ちょっと端折りすぎのような気もしますが。
正直なところ1と2は既定路線で驚くことは全くありませんでした。3は意外だったというほかなく、少なくともオフィススイートにLotusというブランドを使わなくなるのはちょっぴり寂しいです。
今のところよくわからないのは、AOO 4.0はXPDというフレームワークを採用するかどうかです。まぁでも、ソースが公開されればわかることなので時間の問題でしょう。

IBMがApache OpenOfficeに本腰を入れるのは2011年6月1日から既定路線で、IBMの社員がIBMという立場とは(たぶん)関係なく中心的に行動してきて、それは今後も継続するんでしょうけど、実はそれってSun/Oracle体制とあまり変わってないんじゃないの、という懸念があります。もし仮にIBMが撤退するとまた同じことになるわけで、このへんはどう考えているのかなぁというのがすごく疑問です。
このへんLibreOfficeではうまく解決しているので(とはいえまだまだですが)、コミュニティの健全性という点ではLibreOfficeが優位かなぁと思います。
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ボンクラーズ、ドントクライ (ガガガ文庫)

2012年01月20日 23時16分07秒 | 小説
ボンクラーズ、ドントクライ (ガガガ文庫)
クリエーター情報なし
小学館


あらすじを見てこれは面白そうと思う作品はたくさんありますけど、これは絶対に面白いに違いないという確信を持てる作品はそうはありません。
しかも、その期待を裏切らず面白い作品なんて1年に何冊出会えるんでしょうか。
これはそんな作品でした。

前から何回も言ってますけど、映画を作る作品は好きです。しかも舞台が1999年で、特撮もので、かつ微妙に三角関係ものと、いったい何連コンボでしょうかという感じです。
何とも甘酸っぱい青春小説で、なんか本当にありそうななさそうな、そんなところも含めてすべてが素敵としかいいようがない作品でした。
エピローグもまた素晴らしいです。超格好いい。痺れる。正直部屋で読んでたらだぼだぼ泣いたことでしょう。魂を揺すぶられる作品でした。

私は元々年を取ることに肯定的ではあるのですが、こういう不便な時代も知っており(今考えると、携帯電話なしでどうやって友達と待ち合わせしていたんでしょうか?)、そして今のような便利な時代も知っているのは、とても得していると思うのです。もちろんそれに対して取り返しようのない後悔を今まで持ち続けていることもあるのですけどね。
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