いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

Apache OpenOfficeの現状

2015年08月18日 21時06分26秒 | LibreOffice/AOO
Apache OpenOfficeはOpenOffice.orgというドメインをLibreOfficeに譲れよという素晴らしい煽り(超訳)を読んだので、Apache OpenOffice (以下AOO)はどうなっているのかを調査してみました。

とりあえず最後のリリースは去年8月21日(現地時間)の4.1.1です。1年くらい新リリースがないわけです。もちろんセキュリティホールも修正されていないということになります。

ASFの各プロジェクトにはPMCという人たちがいて、その中からChairが選ばれます。初代ChairはAndrea Pescettiさんで、2012年10月から2015年2月まで務めたようです。2代目はJan Iversenさんで、2015年2月から2015年9月まで務め、9月の途中から3代目に交代するべく現在投票中です。Dennis Hamiltonさんしか立候補しておらず、得票も多いのでこのまま決まるのではないでしょうか。ちなみに3人ともIBMの人じゃないです。

Release Managerは2014年10月まではJürgen Schmidtさん(IBMの人)で、その後空席でした。しかし、現在はAndrea Pescettiさんが4.1.2のリリースマネージャーとして"lazy consensus"(しばらくの期間誰からも文句が出なければその主張が通るという仕組み)で決定しています。
というわけで、4.1.2のリリースに向けて作業はまったりと進んでいます。果たしてこのバグは修正されるのでしょうか。

svn trunkへのコミット回数は、今年に入ってから96回でした。たぶん、ちゃんと確認したわけじゃないですけど。

ちなみにIBMの人はぼちぼちMLに出てきてますし、コミットもしているようです。

AOOが一人で見通せるほどの大きさであれば、PMC ChairとRelease Mangerが兼任で96回のコミットでもまぁぼちぼち活発だねと言えるのですが、ソースコードがGBクラスであることを考えると、どうなんでしょうね。まぁ評価はしないでおきますが。


ここで突然かつ無関係の宣伝!: 同人誌よろしくお願いしまーす。
コメント (2)
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