白衣を脱いだ生活♪

これ以上脱がさな・い・で・・・

イスラエルの医療は半端じゃない!

2004-07-26 | Medicine
血を止めるためには血小板と凝固因子の正常な働きが必要です。

凝固因子は第1~13因子まで発見されています。

このうち、生まれつき第8因子あるいは第9因子が欠乏しているのが、血友病です。

 1.血友病患者で出血症状があった場合、第8因子あるいは第9因子製剤を注射するのですが、多量に注射した場合は効かなくなる事があります。
 2.これに反し、後天性血友病(ほとんど成人になってから)というのもあります。

日本では1,2の症例に限り、活性型第7因子製剤の使用が認められています。

実はこの薬!欧米では外傷による重症出血患者にもうすぐ使用が認められるのです。

戦争中の負傷者には既にこの薬は使用されており、輸血の頻度や必要量を減らせるというわけです。
イスラエルでは、もう当たり前の治療です。

政策の違いとはいえ、国によって随分医療が違うものです。

赤いブツブツ。

2004-07-26 | Medicine
赤いブツブツが出来たら、圧してみましょう!

 圧して赤い色が薄くなったり、消えれば → 炎症か発疹
 圧しても色が変わらなければ → あざ(内出血)

です。

採血検査は食後にしよう!

2004-07-26 | Medicine
いわゆる成人病(生活習慣病)健診を受ける場合、特に糖尿病や高脂血症が心配な方は食後2時間での採血検査をお勧めします。

初期の糖尿病や高中性脂肪血症の場合、食前の値が正常であっても食後2時間の値が異常であることがしばしばあります。
食前の結果のみでは見逃される場合があるのです。

さらに重要な事は、糖尿病合併症や動脈硬化の発症は、食前値より食後値に左右されるということです。

糖尿病検査で最近ポピュラーになったヘモグロビンA1c(HbA1c)。2~3ヶ月前の血糖値の平均を反映する検査で、これを行う事によって上記の見逃しを防ごうとするものです。

しかし、日本人 1/3000-5000人は先天的にヘモグロビンの異常を認めます。
したがって、先天的にヘモグロビン異常の方が糖尿病になった場合には、HbA1cの測定は無意味となってしまいます。

以上より、親が糖尿病・高脂血症あるいは肥満の方が健診を受ける場合は、食後採血検査をお勧めします。