さて先日、お医者さまに頂いた胃薬を飲みながら何となく痛みが減っているようないないような…を感じる今日この頃ですが、チケットを取っていた『夏祭浪花鑑』を観るべく文楽劇場に行ってきました。
今回の座席は4列目19番というど真ん中のすこぶる良いお席でした。
『夏祭…』久しぶりに観ましたが、やっぱりすごく良かったです
名作ですよね~(とは言っても姑殺しという、本当はえげつない話なんですけどね)
舞台も大阪のごくごく身近な場所ばかりなので親近感があります。
話の内容と言えば…まったく磯之丞のだらしないのにはこまったもんです。
貴殿が女性に硬けりゃあ三婦も心配しないし、お辰があんなことせずにすんだのじゃありませんか~
お辰さん、お気の毒さま…というか、そこまで出来る気甲斐性がすごいおみそれしました
簑助さんのお辰、スポットライトが当たっているように感じるほど光っていました
それにしてもやっぱり『夏祭…』と言えばだんじり囃子
遠音の小さな音、速く大きな音、この様々なだんじり囃子がますますお芝居を盛り上げるんですね~
聞くところによると、歌舞伎ではだんじり囃子を使わないそうですが、私はやっぱりだんじりがいいなぁ~
今回は最後の段が「田島町団七内の段」で終わりましたが、私は「長町裏の段」の「八丁目
さしてー」で団七走りで引っ込んで終わり。というのがすっきり格好良くて好きかな?
義太夫も「八丁目」だから様になるのかな?と言うのはお囃子マン。
確かにこれが「五丁目」とか「六丁目」だと何となくサマにならないのかも
大夫さんの「はっちょーめ
」という音がなにか格好良いい
あぁホントに良かった
出来ることなら楽日までにもう一度観に行きたいです