技術:横山です。
少し前に映画館の予告で「ドラキュラ デメテル号最後の航海」と言う映画の予告編が流れていて少し興味があったのですが、つい先日全国公開から少し遅れて近所の映画館でも公開されたので観てきました。
この映画タイトルから想像できるように「吸血鬼ドラキュラ」が原作なのですが、第7章の一部「デメテル号船長の航海日誌」を映像化した物となっています。
デメテル号と言うのは元々トランシルヴァニアに住んでいたドラキュラ伯爵がイギリスへ移動するときに使われた帆船の事で、劇中では無人の状態で漂流していた同船がイギリスに流れ着きそこで発見された航海日誌が記載されています。(ドラキュラの原作小説は全て登場人物の日記や手紙等で構成されておりその内の一つ)
ドラキュラの映画と言えばかなりの数に上りますが、原作小説中僅か数ページ程の箇所なのであまり詳細に描写される事はありませんが、船の上と言う逃げ場のない場所で正体不明の存在に襲われ事態を把握できないまま人が消えていくのはホラーとしてはかなり描写し甲斐があると思うのでそこに焦点を絞った同作は中々良い思い付きではないでしょうか?
原作で無人の船から発見された日誌と言う所からオープニングが無人船が漂着した所から始まるので、どう転んでもハッピーエンドにはならないだろうなと言うのが解るのでそういうのが苦手な人にはあまりお勧めできませんがホラー映画好きな人や、何時もと少し違うドラキュラ作品が見たい人は是非ご覧になっては如何でしょうか?