技術:横山です。
先週金曜日に公開された映画「仮面ライダージオウ」を観てきました。昨年冬の映画の時はサプライズゲスト(パンフレットにも載っていない)として仮面ライダー電王で主役を務めた佐藤健氏が出演していましたが、今回は彼をも凌駕する人物が登場していました。
その人物とは、なんと木梨憲武氏。
なんで?と思う方もおられるでしょうが、30代後半から40代前半位の方にはわかると思いますが(というかそれより若い世代は多分解らないのでは?)1988年から90年までフジテレビの番組「とんねるずのみなさんのおかげです」のコーナードラマ「仮面ノリダー」で本家ライダーシリーズを凌ぐほどの人気を得ていました。
仮面ノリダー自体東映非公認のパロディだった為当時の東映のお偉いさんの逆鱗に触れ(結構しっかりしたインタビューが残っているので邪推とかでは無い)抗議を受けて殆どタブーとなっているような状況だったので本家仮面ライダーの映画に登場することなど誰にも予測できない事で、しかも画面にチラッと映るカメオ出演ではなく主人公に重要なアドバイスをするような破格の扱いと言っていいと思います。これには当時の偉い人がもう退社してるとかノリダーを見ていた人たちが作り手側になっている等が影響していると言われていますがまさか令和になって木梨武をスクリーンで拝めるなど世の中面白いことで一杯ですね。
但し、良いことばかりかというとそうでもなく電王の佐藤健と違って本来のターゲットであるお子様方がノリダーを知っている可能性は限りなくゼロに近く下手すると若い親世代ですら解らない事もあり、一部の映画館では登場しても誰だかわからずポカンとしていた人が多かったなんて報告も・・・。
とは言えおそらく木梨武が見られる最後のチャンスだと思うので当時ノリダーを見ていた方は劇場に足を運んでみてください。(但しノリダーに変身はしません)