認知症の始まりは、体内の数百ある筋肉のどれかが、気付かぬうちに使わなくなり、生活に支障のない程度のささやかな部位に痛みを感じだし、それが原因で腕や肩へと、上部に連なる部位も知らぬうちに遠慮し出し、入院した患者のように、動くことを制限したりなまけたりして、体全体が衰え始める。
そうなると、元へ戻すには相当の覚悟と認識が必要で、結果的に体の不調を別な解決先へ向かうことになる。たとえば、素人治療とか病院診断とかへ。
若い時のように、顔面から指先から足先まで、あらゆる筋肉を頻繁に動かしている時は気づかないのですが、年齢とともに動作も衰え、連鎖する筋肉も使わなくなり、認知症への道へと引き込まれる気がする。
90中を迎える身内が、毎週1回、リハビリ体操のグループに参加し、畳の会場を使った軽めの運動を続けているのですが、行き帰りにリュックを背負って元気に歩いて我が家に立ち寄っていく。そんな姿を見て、認知症の手当ではなく、そうならない予防の対応の一つになるかと思い紹介する動画です。