命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

円山動物園マレーグマ虐待死亡事件/脱走シマウマ水死事件/動物虐殺事件/宮古馬放置死事件/上げ馬神事

進まない改善

2016年03月15日 22時59分35秒 | 事件
もうすぐ人事移動の春が来る。

ウッチー虐待死事件の関与者たちは皆転勤になるのだろうか。告発されることも無いようだし、事件を風化させるためにはその方が都合がいいに違いない。

動物のスペシャリストを参与に迎えてからも、改築や増設、イベントなど、改革改善に忙しそうだが、肝心なものはいっこうに改善されていないようで、腹立たしい限りだ。

例をあげよう。亜熱帯のジャングルに住むというマレーグマに、オレンジなどのフルーツをまるごとキンキンに凍らせて与えているのだ。しばれる季節だというのに。それも厳寒の札幌の地で凍った餌を素手で持ち、震えながらかじらなければならないのだ。動物の身になって考えることができないということが不思議でしょうがない。

かわいそうに思った客のクレームに対する答えが驚く。客たちが食べるところを長時間見て楽しめるようにわざわざ凍らせて(食べにくくして)与えているとの説明書きがあるという。本当にビックリした。この感覚のズレは一体何なのだろうか。

ウッチーはあの日、肋骨が4本も折れて脇腹がベコベコ動いていた。(前ブログ記事にURL添付有り)あれは素人が見ても危険な状態であることがわかるし、獣医ならば診断ミスのありえない致命傷フレイルチェストという奇異呼吸である。しばらく部屋をグルグル回っていたと言うから角度的に見えてないはずはない。

それなのに翌日マスメディアに対して「ケガをしてるそぶりもなかった。」と言わしめるものは一体何なのだろうか?冷凍フルーツの件からもそれは決して円山動物園から消えてもいないし、改善されていもいないと断言することができる。

その闇をスルーして、本当のことを話さずにリスタートするのは虫が良すぎるのではないかと思う。かといって話せば存続にかかわるような内容でとても話せないのかもしれないが、それ抜きではこの先も決して赦されることはないだろう。


Photo by 円山動物園

若かりし頃のウッチー
http://www.maruyama-zoo.jp/staffcamera/6_index_msg.html