命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

円山動物園マレーグマ虐待死亡事件/脱走シマウマ水死事件/動物虐殺事件/宮古馬放置死事件/上げ馬神事

家畜だとしても

2019年01月16日 17時58分11秒 | 事件
宮古馬を絶滅から救うとは言うまでもなく、血統を守りながら増やしていくことだ。

そのためには遺伝的に問題のある馬が生まれた場合は繁殖に使うことはできない。保存対象にはならないのだ。そういう場合、保存会では飼養せずある程度大きくなってから民間に売ったり、肉用に売ったりしている在来馬の保存会もあるかと思う。犬や猫と違って肉が売れる家畜でもあるという悲しい現実が付きまとう。辛いこともあるかもしれないが、繁殖さえ計画的にすればそんなに多くはないと思う。

そのほか、年を取りすぎたとかいろいろな問題があっても、群れの先生役だったり、ホースセラピーができたり、何かと利用価値がある馬なら、寿命尽きるまで飼養することがそんなに困難だということはないはずだ。もちろん、土地や補助金が十分であればの話だが。

今回問題となった一部の委託先の飼育環境だが、特異だとN氏本人は思っていないようだ。一般的にはあまり知られていないことだが、肉用の牛や馬、豚などは狭い場所に閉じ込められて、糞尿にまみれて生涯を終えることも珍しくはないからだ。

N牧場では宮古馬たちも他の肉用馬たちも豚や肉牛と同じように飼われていたにすぎない、というのは馬を家畜として扱っている人たちの言い分だ。いずれ県の天然記念物から外れると思っていた飼い主にとって、宮古馬も肉牛や豚と同じで金になる肉用馬なのだ。

馬が犬や猫と同じ伴侶動物であり、愛玩動物であると思っている人たちにとって、あの状況は本当にたまらないと思う。馬を牛や豚と同じに思っていない人の方が圧倒的に多いので、大きな騒ぎとなるのだと思う。

乳牛種のオスは生まれてすぐに殺されることとか、元競走馬の送られる肥育場が養豚場と同じで、ぎゅうぎゅう詰めで糞尿まみれで肉用馬として飼育されてることが多いとか、普通知らないことが多いと思う。

忘れてはならないことに、どんな立場であろうと彼らは「愛護動物」であり、動物愛護法にもある動物福祉の基本方針

①飢えと渇きからの自由
②不快からの自由
③痛み ・ 負傷 ・ 病気からの自由
④恐怖や抑圧からの自由
⑤自然な行動をとる (本来の習性を発揮する) 自由

は守られなければならないことだ。

今回の事件を通して、彼らの飼育環境にも関心を持ってくれる人たちが増えるのを願っている。宮古島市役所の担当部署は虐待についての勉強と指導、動物取扱業の登録など率先してお手本を見せてほしいと思う。


オモゲー(ウムイ)をしたまま気持ち良さそうに眠る石垣島の
波ん馬ホースライディング牧場さんhttps://www.naminma.com/のお馬
お腹はパンパンだ


オモゲーがはずれてからまったまま倒れ、朽ちようとする命
どれくらい放置したらこんなふうになってしまうのだろうか!?
(何度もすみません。悔しくて悔しくて・・・合掌)

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