こんばんは。いのっしー♪です。
35度の滋賀でした。暑かった~。
久しぶりに読むのが止まらない本に出会いました。
「ルビンの壺が割れた」という本で著者は「宿野かほる」さんという作家さんです。
プロフィール非公開の覆面作家さんだそうです。
面白くて止まらないストーリーでした。
(この先ネタバレに注意です)
ある男性がFacebookでたまたま30年前の婚約者を見つけて、
ダイレクトメールを送信するところから物語が始まります。
このメールのやりとりだけで作られた小説なのでした。
この男女の過去や結婚式前日になぜ女性が急に姿を隠したかが少しずつ明らかになっていきます。
そわそわドキドキでどんどん読み進んでいきました。
帯にある「最後のどんでん返し」に期待しましたが・・・・どうも微妙な印象が残りました。
これを読んだ方は皆さん「どんでん返しにやられた~!」という感想だったんでしょうか。
私はラスト少し前からどうも女性の方に違和感を覚えてしまったんです。
男性の正体に驚きましたが、それ以上にこの女性の生き方や考えに感情移入できなくなりました。
読んでいる最中はものすごく面白かったのに、読後はモヤモヤです。
なんだか不思議な小説でした。
もう一冊は「ただいま神様当番」(青山美智子)というほのぼのとした小説。
穏やかでハラハラドキドキがないのでのんびり時間をかけて読み終えました。
こちらは読後さわやか・・・暖かい気もちになるお話でした。
書店では夏恒例の文庫祭りをやっています。
新潮文庫、集英社文庫はその場で1冊につきひとつ特典がもらえます。
角川文庫はネットを通してもらえます。
みなさまもいかがでしょうか・・。