今回はちょいと馬の話をさせて頂きます。
昨年、高知県タンデム自転車走行許可に合わせて、10月に開催されたタンデム自転車イベント
雄大な四万十を舞台に、障害の有無に関係なく協力し合いながらの楽しいサイクリング
まさに旅の「かたち」が変わる素晴らしいイベントとなりました。
感動のゴール地点でオーガニックCaféとパーカッション演奏で温かいおもてなしをして頂いたのは・・
2012年に四万十へ移住して来られた光猫舎「鈴木さん御一家」でした!今日は少しだけ鈴木さんの事をご紹介させて下さい。
鈴木さん御一家は四万十市の小さな山間の集落・大用(おおゆう)で自給自足の生活を目指しています。
昨年、一頭の馬が鈴木家の一員となりました。名前は花雪(はなゆき)年は5歳(人間に例えると女子高生くらい)体重は約700キロですって・・乙女の体重ばらしてゴメンなさい<m(__)m>。
青森県下北半島で生まれた天然記念物の寒立馬(かんだちめ)という馬種で、厳しい寒さにも耐える強い子なんです。
実は花雪ちゃん、寒立馬保護に必要な財源確保の為、仔馬の時に食用馬として売却されそうになったんですが、運よく保護団体に引き取られ高知県へとやって来たそうです。
競走馬が引退して余生を送る牧場で、独り寂しく過ごしている時、鈴木さんとの運命的な出会いがあり、自給自足に不可欠な農耕馬として鈴木家の娘さんとなったんです。
花雪ちゃんは農耕馬として再スタートする為、岩手県の遠野馬搬振興会・岩間敬(いわま たかし)さんのもとで、半年近く農耕馬としての厳しい訓練を受け、四万十に戻ってまいりました!
まだまだ修行中の花雪ちゃんですが・・・
大用にある茶畑再生計画のお仕事にも参加しています。
重機が入らないような場所にある荒れた茶畑・・・
花雪ちゃんなら余裕で入っていけるんです。
茶畑は無数のイチョウが植えられていて荒れ放題・・・チェーンソーで伐採して
さあ~木を運び出すのが大変ですが・・ここからが花雪ちゃんの出番!
鈴木さんの指示を受け、軽々と引っ張り出す花雪ちゃん!凄い馬力です・・重機を入れると畑や山が痛んじゃいますが、花雪ちゃんの優しいひづめなら大丈夫ですね!
茶畑が再生したら、お料理や農作物の加工がとても上手な、奥様が作る紅茶や茶葉料理が楽しみですね!
花雪ちゃんと鈴木家の茶畑再生プロジェクト・クラウドファンディングという手法で本格的にスタートしました。興味のある方は是非応援やシェアをお願いします。
光猫舎さんのブログ記事「茶畑をめぐる回想」も素晴らしいので良かったら読んでみてください。
作業の様子をプチ動画にしてみました。
タロやんでした。