海の家「さざなみ亭」

海辺のよろず日記

侍魂

2011年01月05日 | 日記
 俺って、あんまし本は(漫画含めて)読まないんだけど
年末に本屋さんに注文してあった時代小説「影法師」を正月に読んでみた

 この本、実話ラジオで聞いたのだけど高田純次が大竹まことに面白いから読んでみろって渡した小説らしい
ちょっと興味があったので注文してみた

 手にした時、小説か~
しかも、時代小説なんて初めて読むな~
なーんて、買ったくせに億劫がっていた
 ところが、読み始めたらなんとこれがゴイス!
一気に読んじまった

 舞台は、江戸時代の北陸なんだけど、主人公は身分の低い武士の子供で勘一
もう一人は、その勘一の幼馴染で中級武士の彦四郎
 彦四郎は、子供の頃から学問や剣術は他の誰よりも突出している
二人は、互いに友情を誓いやがて大人になって行く訳だが・・・
 勘一はどんどん出世を果たし、一方で文武両道であった彦四郎は、不祥事をして国を追われる身となり表舞台には出てこなくなる

 実話、彦四郎は友人である勘一の夢であった、干拓事業を文字通り影法師となり陰で支えていて、不遇の死を遂げてしまう
っという、熱い男の友情の話なんだけど(あまり詳しく話すとネタばれになっちゃうんで…)
 彦四郎が、友人の為に命を賭ける・・・その侍魂に胸が熱くなったね

 侍とは覚悟であると、この小説を読んで感じた
是非、若者や政治家に読んで貰いたい一冊だね
 
 只今班長に貸出中