お米の話しですが、新米も出揃い、価格もほとんど決まりました。
主食用米生産面積が減り、収量も良くない。
農水省の最終発表では主食用米生産は730万トンとのことです。
ただし、これは「ふるい目」1,7mmとしての計算でありまして、たいていは1,85mm以上使っているので、
1,85mmで再計算すると700万トンを切ります。
これでは不足感出ますね。
また、作況指数は100となっている(1,70mm計算ですが)
これは、小生のお付き合い先の農業経営者から聞く肌感覚とずれている。
実際はもっと悪い。
上記のように700万トン弱だとすると需給は締まる。
相場は下がらない。
(と、小生は思う)
平成20年865万トン、平成25年818万トンだから、その減り方はすさまじい。
(消費が減っているということ)
穀物は「余れば下がる、不足すれば上がる」
政治がからむのでなをさらややこしい。
今年の相場上昇で米販社、米屋は仕入れが上がり、業務用販売の値上げが厳しいと
嘆き節
が聞こえてくる。
粗利益が取れない、少なくなる。
では、仕入れが下がった時はどうだったのか?
安値競争をやっているわけでありまして・・・
中間流通は厳しいと言うが、そういうポジションに自ら身を置いているわけでありまして・・・
会社経営とは何を商いしても、どういう商いをするのも自由です。
相場に翻弄されないようにするには?
生産者も同様だし、米販社もそうだ。
小生は、
ポジショニング
とか、
棲み処(すみか)
などと云っております。
自らの身を置くところを決めるということ。
悪いのは政治
悪いのは農政
悪いのは農協
悪いのは顧客
人のせい、他人のせいにしているようでは経営者失格だな。
そうならないように「自らの身の置く場所」を確保するのが経営者の仕事。
だと、思っている。
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