市川稔の米(マイ)情報

米、販社の嘆き節

12月も半ばになり。

お米の話しですが、新米も出揃い、価格もほとんど決まりました。

主食用米生産面積が減り、収量も良くない。

農水省の最終発表では主食用米生産は730万トンとのことです。

ただし、これは「ふるい目」1,7mmとしての計算でありまして、たいていは1,85mm以上使っているので、
1,85mmで再計算すると700万トンを切ります。

これでは不足感出ますね。

また、作況指数は100となっている(1,70mm計算ですが)

これは、小生のお付き合い先の農業経営者から聞く肌感覚とずれている。

実際はもっと悪い。

上記のように700万トン弱だとすると需給は締まる。

相場は下がらない。

(と、小生は思う)

平成20年865万トン、平成25年818万トンだから、その減り方はすさまじい。


(消費が減っているということ)


穀物は「余れば下がる、不足すれば上がる」

政治がからむのでなをさらややこしい。


今年の相場上昇で米販社、米屋は仕入れが上がり、業務用販売の値上げが厳しいと


嘆き節


が聞こえてくる。


粗利益が取れない、少なくなる。



では、仕入れが下がった時はどうだったのか?


安値競争をやっているわけでありまして・・・


中間流通は厳しいと言うが、そういうポジションに自ら身を置いているわけでありまして・・・


会社経営とは何を商いしても、どういう商いをするのも自由です。


相場に翻弄されないようにするには?


生産者も同様だし、米販社もそうだ。


小生は、


ポジショニング


とか、


棲み処(すみか)


などと云っております。



自らの身を置くところを決めるということ。



悪いのは政治

悪いのは農政

悪いのは農協

悪いのは顧客



人のせい、他人のせいにしているようでは経営者失格だな。



そうならないように「自らの身の置く場所」を確保するのが経営者の仕事。


だと、思っている。

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