市川稔の米(マイ)情報

農業再生

適当な言葉が見つからないが・・・

農業再生の一助になれば・・・。


今日はこれから庄内空港に飛びます。

新しい会社を設立しました。
小生の会社も少し出資させていただきました。

庄内地方はコメが主力の産業であります。
庄内平野に広がる広大な田んぼは日本の原風景のような。

コメ作りの価値が相対的に低下しました。

戦後日本の所得増加に合わせて政府がコメの値段を決めておりました。(食管法の時代)
若い労働力は田舎から都会へ移って行ったのです。
都会なら働く場があり、新しい生活が可能だったわけです。

今、農業者への戸別所得補償政策が明日から行われようとしていますが、食管法時代の「米価」というものはまさにその政策であります。
単価として都市から田舎へお金を還流させる役目がありました。

ブレる民主党ですが、当初の理念はとても良かった。

戸別所得補償の理念とは、価格で支えるのではなく、作り手の農業者に対して直接所得を補填する方が税金の使い道として安上がりであり、消費生活者は安くて良いものが買える。
そこにあるのは貿易の自由化であり、コメも例外ではないことは明白でありました。

しかしながら、実際に行われようとしている戸別所得補償政策は当初の理念とは程遠いものになってしまいました。

小さな兼業農家ほど大事にしたいと言う。
専業、兼業に関わらず、又、全国一律で10aいくらという補償をする。

選挙目当てのバラマキと評価されても仕方がない体たらくになりました。

でも・・・・・
こんなデタラメの金の使い方が続くはずはありません。

本来は価格維持政策からの決別を意味しているのです。

地域によっては後継者がほとんどいません。

庄内のような平野部でもそういうことになっています。

それらの農地で大規模にコメ作りをしてコストダウンを図る。
マーケットインの発想で売り先から栽培するものを決めて行く。
付加価値を現地に落とすために加工場を設ける。
最終コストとして競争力あるものに仕上げる。

日本農業に決定的に欠けているのはコスト意識でしょう。

出口(売り先)のない生産はありえない。

この秋からそのプロジェクトは始まります。

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