市川稔の米(マイ)情報

駅前商店街が衰退するワケ

日本は、



個人商店⇒商店街⇒百貨店⇒スーパー⇒GMS⇒専門大型店⇒大規模SC⇒EC



そんな風に変わってきました。


商店街や百貨店は顧客を流出する側です。


今回は商店街にフォーカスしてみたい。


商店街は駅近くとか商業地にあり、地価がどんどん上がったところ。

地価が上がると、金融機関はそれを担保に金を借りてくれと。

そこで、自分の店舗は1階とか2階にし、テナント収入も入るように。

そこそこのビルになるわけです。

本来、商人なのですが、不動産収入が入るようになるとちょいと考えが変わって来ます。


そこに、全国チェーンのお店が出たりすると・・・


こりゃ、自分で商売するより、貸した方が賢い・・・


そんな風になります。



小生の会社がある町田市でも同じ。


原町田という中心市街地があります。


大小のビルがたくさんあります。


ビルのオーナーが自分で商売、店を構えているのは数えるほどしかありません。


皆さん、オーナー業になってしまいました。


「商店街」が街区ごとに分かれていて、たくさんあります。


本気で街をよくしよう!


喜ばれる商店街、楽しい商店街にしようと汗を流す人が少ないということ。



これは、全国どこでも、温度差はあるが、だいたい似たようなものではないでしょうか?



これでは、街は復活しません。


地方都市の中心市街地は車社会になり、顧客は郊外で用が足りるので中心市街地には戻ってきません。




若者の起業に期待したいが・・・



生き残るのは、飲食かECがらみでしょう。


飲食はネットに乗らないから。


製造直売で在庫を持たないから。

オリジナル商品で勝負出来るから。



小生は、


店舗は「ご近所ビジネス」と呼んでいます。


ご近所というのは「商圏が小さい」ということ。

小さい店ほど商圏が小さい。


そこでの需要は限りがあるわけでありまして。


小さい需要の中でのシェアですからおのずと売上は・・・


なので、


商圏を全国あるいは世界に出来るECをからませるしかない。



駅前商店街に顧客を呼び戻そうというのは無理があります。

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