007の最新作(カジロ・ロワイヤル)は近年にない出来栄えでそれはそれは娯楽映画としては実におもしろい作品です。
その対極にあるのが
武士の一分でしょう。
山田洋二監督×藤沢周平のコラボ。 たそがれ清衛兵も良い作品でした。
主役と脇役という分け方をしますね日本映画は。
主役は木村拓也。
演技力は一流になりました。
たいしたものです。
映像技術、カメラワークも山田監督らしいところが随所にありますが、配役で決まる部分が大です。
小生がこの映画を観て感じたことは脇役の存在です。
徳平を演じる笹野高史さん。
この人しかいないだろうという感じです。
しぶい演技、
そして、
ただ「居るだけで」「なにも喋らなくとも」絵になる俳優さんです。
映画ビジネスはバクチと同じです。
原作を選ぶ(考える)、基本構想をまとめる、プロジェクトを発足させる、投資会社を募集する、監督を決める、配役を決める、広告宣伝、配給先などなど。
製作元は当たるか当たらないかやってみなければ分からないからです。
一方、監督や俳優さんは制作費の中の一部ですからギャラをもらう立場なのでリスクはありません。
しかし、指名してもらわなければ「仕事」はありません。
製作会社は「見込型ビジネス」になり、監督や俳優は「受注型ビジネス」という分け方が出来ます。
同じ映画ビジネスでもまったく違うわけです。
映画ビジネスとはマーケットも重要です。
ハリウッド映画は日本も重要なマーケットですが、日本映画は外国では厳しいからね。
韓国映画は日本は重要なマーケットでしょう。日本は韓国の2倍以上の人口あるので。
前に「村八分」の残り2分のことを話題にしました。
武士の一分。
日本人の一分。
おのれの一分。
大切にしたいものです。
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