市川稔の米(マイ)情報

食品スーパーという業界から考える

人は毎日毎日、食べて、飲んで、命をつないでいる

家で食事する、それは朝か晩か昼か
それも人により、家庭により異なる

内食という家での食事

調理するかしないか

一人暮らしが多い現代はその食事のあり方も変わった

都市部ほど世帯人員少ない
2人か1人が世帯数の数としては一番大きい

夫婦に子ども2人という標準的世帯は標準ではなくなっている

1990年頃は夫婦と子どもという世帯は4割くらいだった
今では3割に満たない

夫婦、子どもなし

65歳以上で夫婦のみ、そして一人世帯が増えている

三世代家族というのは少ない

家庭内食事の食材を中心に扱うのがスーパーマーケットという業界だ


どこのスーパーを利用するか?

選ぶ基準はなにか?

一番は「近い」ということだろう

片道一時間かかるスーパーをメインにする人は稀でしょう


スーパーでも業態は分かれます

EDLPというもの
エブリディロープライス
特売期間が安いのではなく毎日安い

一方、対面も強化し特売で集客するという業態もある

かつては総合スーパー、日本型GMSという業態が支持される時代もあった
ダイエー、ジャスコ、ユニー、ニチイ、イトーヨーカドーなど

ダイエー、ユニー、ニチイも無い
イトーヨーカドーは撤退、閉店、閉店に追い込まれている

小売業というのは時代によって変わってゆく

コンビニが誕生しておよそ50年
単身世帯などにはなくてはならないものになっている
こちらは価格訴求でなくコンビニエンス、まさに便利さをウリモノにしている
国内に57,000店舗くらいある
しかしこの業態も人口減少もあり頭打ち

コンビニは北海道のセイコーマートを除き、大手はほぼフランチャイズ店舗だ
末端の店舗は24時間営業、長時間営業している
これは人の問題が大きくのしかかっている
近い将来は無人営業にしないと成り立たない

スーパーの話しにもどると、

増えないパイ、マーケットで熾烈な戦いをしている

勢いがある、関東勢のオーケー、ロピアなど関西に乗り込んでいる

関西人に支持されるか注目だ

スーパーというのは品揃え、品質、クオリティ大事だが、一番は他店より安いということをウリモノにしている

NB商品はそうなる

なので、独自ブランドのPBに力入れているスーパーもある

店舗小売業の指標のひとつに、

売上高に対する販管費比率というものがあります
販管費比率以上の粗利益率確保出来なければ営業赤字になる

販管費比率低ければ競争力が高いということになります

店舗小売業の永遠のテーマであります

なので、規模のメリット追求する

そういう業界、業態なんです


少し違う観点から

食料品扱うなら、価格も大事ですが、安定供給というのも大きな使命であります

どこから安く仕入られるか?

そればかり追求してきたところは仕入先との信頼関係作りにくい

たくさん買うから、これだけ買うから安くしろ

これ一辺倒ではこの先うまくいかないでしょう


国産農産物などは特にそうなります


お米でいえば、今年の米騒動の時からそれが顕著になりました

産地、生産者との信頼関係つくり出来ていないところが苦しんでいます


中小は特にそういうことが大事であります

それともう一つ

食べものというのは美味しくなければならない

そういうクオリティがすごく大事であります








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