市川稔の米(マイ)情報

(続)備蓄米貸し出し

1月31日の食糧部会で了承された

運用を改正し、大不作、連続不作以外でも政府備蓄米を出せるようにする

具体的には売り切りでなく貸し出しとする

貸したものだから返してもらうことになる

会議では貸し出しの時期、数量、価格、返還する時期、そういう具体的なことはなにもなかったそうです

そういうことが出来るように運用を変えることを了承してもらう

前回でも書きましたが、集荷業者(全農や全集)が予定していた集荷量から不足した分を卸業者でなく集荷業者対象に貸し出す


消えた17万トンという表現もありますが、消えたわけではありません

在庫するところが分散しただけ


販売業界では不足感半端なく

たいていのところは3月か4月くらいまでは持つがその先が調達できるかまったく分からないというのが多い

業者間取引価格が1俵45000円とか48000円など手が出ない相場になっている

備蓄米放出アナウンス

土日はさんで本日月曜日からどう変わるか?

貸し出す数量にもよるが、数量明らかにしていないし、時期も示していないから現場の不足感は変わらない

それと、相場が独り歩きしているが、1俵5万円近い玄米を買って商売出来るかといえばそれは無理

足りない数量を埋めるために買うところあるかも知れないが

現実的にそういうバカげた価格で動く数量というのは全体からみれば僅かなもの


前回も書いたが、生産規模それなりに大きいところは農協に全面委託はしない

全農にしても、売り先決まっていない米は少なく、たいていは前年実績プラスマイナスでほぼ行先決まっている


そうです

行き先決まってない遊んでいる米は少ないということです



小生の会社ではいわゆる米卸からの仕入れというのは1俵もありません

生産者直、生産者が作る組合あるいは会社、直取引、それがほとんどです

大ロットのものは農協直というものもあります

秋に一年分ほぼ確定しています


数年前までの需給ゆるい時は一般米相場より高い米だけ扱っているので大変でした
行き先決まっていない米がスポット市場で安く取引されていたからです

今はその逆で

そういう安い玄米仕入れて安く白米を販売していた会社が仕入れ高くて大変なことになっているわけです

高くともモノがあればまだよいほうで

仕入れ出来なくなるところも出ると思う



どちらにしても備蓄米いつどこへどれだけ出すか

それも注目です




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