2007年から日本の人口が減少に転じる。
明治時代から日本の人口は一貫して増え続けてきました。
江戸時代は約3000万人程度で増えていなかったようです。それ以上は「食えない」状態であったのでしょう。
国民の8割が農民の時代は食えないのです。
農民の比率が低い国ほど、食糧輸出国であるという現実を見なくてはいけません。
国内の米も減反に次ぐ減反で、生産面積の約30%は作らせない現実を見れば解ります。
日本の高齢化は、漁業75歳、農業65歳、サラリーマン50歳、と揶揄されるように、あと10年で確実に変わります。
しかし、生産が不足するということは心配しなくて大丈夫です。
1億2500万人という数字はものすごく大きいものです。一人当たりの経済規模、名目値で見れば、日本の一人当たりGDPは、35,000ドルであり、中国のそれは900ドル余りであります。実に40倍近いのであって、為替や物価を考慮にしても、それは比べ物にならない差があります。
ところが、日本人の多くが、中国にやられてしまうという幻想に囚われているのではないでしょうか?
中国は消費市場だと言いますが、圧倒的に日本の規模の方が大きいのです。
少子高齢化の問題は、日本も中国も同様で、中国では一人っ子政策をしているのですから当然といば当然でしょう。
2050年の人口ピラミッドは似たようなものです。
日本人は自信を失い過ぎています。
日本が発展したのは、資源が無いからです。(少し暴言ですが)
資源は日本人そのものであります。
それは、教育であり、知識であり、知恵です。
無から有を作り出すことに「価値」があるわけですね。
本田技研工業の社長が云ってます。
技術こそが日本の生きる道であると・・・。
あのトヨタも自動車組立てに高度化したロボットの導入を本格的に研究始めました。
中国で作るコストより安く作るのが当面の目的だそうです。
人口が減ることは避けて通れません。
人口が増えるより減った方が豊かになる方策を考えるべきだと思うのです。
日本人なら必ず出来ます。
今日は少し熱くなりました。
