日本の特徴は、宗教の薄さにあります。
原始宗教である、大自然に対する崇拝。 太陽、海、川、山という大自然に対しての感謝。
そして、収穫に対しての感謝。 五穀豊穣の祭りは全国津々浦々に浸透しています。
(これが、米作り社会の原点ですね)
人類のほとんどは、神に対する絶対的な信仰です。
唯一絶対神の信仰は、他の神は信仰の対象でないばかりか、憎しみにも似たものになります。
ほとんどの宗教は、教えそのものは間違ったことは教えていないと思います。
ただ、こんな素晴らしいことを、他の人にも伝えたいという想いが「布教」ということになりますね。
進んで、人に伝えたい。 心の底から想う純粋の気持ちというものは尊いものです。
しかし、宗教戦争が人類の歴史です。
そんなに素晴らしい教えが、なんで人と人が殺しあうのでしょうか・・・・・・?
日本の特殊性は次のようなところにあります。
仏教が日本に入ってきた時、日本の原始宗教である「神道」と、どのようにするかということが問題にになったようです。
その時歴史が動いた。 というのはNHKの番組名ですが、時の天皇、聖徳太子が、「それもまた良し」と云ったとか・・・・・・・・・・・。

現代では、子供のお宮参りに神社に行き、結婚式は愛の誓いをイエスキリストに、あの世に行くときは、仏教の念仏で送ってもらうなど、なんの不思議もなく行っているのが日本人ですね(笑)
そして、日本人は、隣近所、世間というものに大きな趣きを置きます。
ほとんどの人が、親に「世間の皆さんに迷惑を掛けるようなことはするな」「親に恥をかかせるようなことはするな」という教育を受けたと思います。
「故郷に錦を飾る」という言葉もよく使われました。
これらは、神ではなくて世間に対してのものです。
さてさて、子供の教育問題ですが、
親は、子供に期待をかけ過ぎています。
たとえば成績で2がありました。 4がありました。
ほとんどの親は、どうして2だったのか? ということを責めます。
それより、4を取ってきたことに、スゴイ、素晴らしいということを子供に言うべきと思います。
スゴイね!4だよ、4を取ってきたんだ、なんて嬉しいのだろうと、親が素直に喜べば、子供もその気になり、よーし、ガンバルという気持ちになるのではないでしょうか?

褒められたいうことが人間最大のヤル気になります。
特に子供にとっては、叱られる、怒られることより、褒められることの方が100倍ヤル気が出ると思うのです。
小生は、5人の子供を育ててきました。
一番下の息子がこの春大学を卒業して就職します。
5人の子育ての実践者が言うのですから信用して下さいな。
(カミサンに言わせたら、その当時ほとんど家に居なかったから、云う資格ないそうだが・・・)
