ギョーカイ人はは分かっていたことですが。
数字が独り歩きしている「米の関税率」778%というもの。
実は、日本のコメ関税は1kgあたり341円となっていまして・・・
算出の根拠となる国際相場価格を1kg44円で計算していた。
44円のコメってどんなコメ?
そういうふうに思っておりました。
農水省はこのほど見解を修正し、国際相場価格を1kg122円に修正。
従来 関税341円÷国際相場44円=関税率(換算)778%
修正後 341円÷122円=280%
日本のコメだって原料段階で341円もしないのに、相場に341円の関税払って輸入するアホはいません。
関税額変わらないのに、報道などで使う「関税率」778%を280%に変更するというもの。
意図がありありですね。
従来は関税を高く見せて、
今度は低く見せようとしている。
実態はkg341円の関税はなにも変わっていない。
仮に、関税をkg122円にした場合は率に直すと100%になる。
日本のコメが原料段階で200円になれば、国際相場を仮に122円とすれば、122+122=244円。
なにも、輸入米使う必要ないでしょう。
ちなみに、ガットウルグアイラウンドの時に高い関税にして国内の米を守る代償としてMA(ミニマムアクセス)を認め、食べもしないコメを輸入している。
国内生産量の最大8%だったかな。
70うん万トン「非課税」で輸入していることは一般の人はご存じない。
そのうちの10万トンをSBSと称して主食用に売却している。
非課税で輸入したコメを国内で売却する時には高く売る。
その差額(利益)は農水省の特別予算に収入として入るのだそうだ。
胴元を役所がやっている。
減反廃止報道といい、
この関税率表現見直しといい、
どこかの都合のよいように変更しているとしか思えない。
みなさん、報道の数字に騙されないようにしましょう。
日経
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