生業・家業

自立した農業経営者の集まりである「食の匠の会」を一泊二日で開催していました。

今回は後継者も参加し熱気溢れるものとなりました。

小生がお話させていただいた内容の一部ですが。

生業・家業・企業・事業

経営の仕方にもいろいろあること。
どれを選ぶか、どれを目指すかは自由。

生業と家業の違い。

生業とは自分一人、あるいは夫婦二人、家族のみでやっている状態かな。
自分が抜けたら仕事が回らないことを意味しています。
自分の働きそのものが付加価値。

オーナーシェフの食堂などはそういうことになります。
これはこれですごく特徴を出しやすいのですが、すごくリスクが高いですね。

風邪もひけない。
４０度の熱を出しても仕事に出る。
それが逆に美学になっている。
無理を長年重ねると怖い。

農家も商店も同じです。

米屋で言えば、自分で仕入れをし、自分で精米をし、自分で配達をして一日が終わる。

繁盛店を見学に行くこともままならない。
旅行をして見聞を広げることも難しい。
病気になったら・・・・・。

あと一歩の努力。

経営者の仕事とはなにか？

とても難しいところではありますが。

まずは自分が現場から数日抜けてもまわるようにしたら世界が変わります。