市川稔の米(マイ)情報

コンビニはタバコ屋?

規制というものはビジネスを制限したり守ったりしている。


米は米屋

酒は酒屋

たばこはタバコ屋

これらは規制改革でガラリと変わりました。

米は許可制でなく届け出制で事実上自由。

酒も簡単に販売許可が出るようになりました。

そして、たばこ。

日本の特徴は街のいたるところに自販機があることです。

たばこの場合、自販機だと未成年も買えるので自販機に規制をかけました。

あらかじめ用意したカードを認識させないとたばこが変えない仕組み。

たばこ自販機は壊滅的な打撃を受けました。

タスポが面倒なので自販機を使う人が激減したのです。

タバコ屋は自販機を何台、何十台も管理してかなりの商売になっていました。

その商権を事実上失ったわけです。


米はどこでも販売しているし通販でも主力の商品になっています。


コンビニの新規開店は目を見張るものがあります。


ほとんどのコンビニは開店と同時にたばこや酒を販売します。


中でも、コンビニの売上に占めるたばこの売上は驚くものがあります。


ローソン 商品群別の売上高構成比

ローソンのデータですが、他のチェーンも同じような傾向でしょう。


コンビニ全売上の四分の一、25%をたばこ売上が占めます。

ビックリですね。

粗利は10%と少ないが、来店動機になっていることは間違いない。

JTも個人商店のタバコ屋をきめ細かく対応、配送しているより、大チェーンの本部と交渉すればよいので超効率的。

販促物もコンビニに集中的に投入しているようだ。


今、インターネットで薬をどこまで販売認めるかいろいろやっています。


規制でビジネスはガラリと変わります。


そこを抑えておく必要がありますね。


一方、コンビニで売上伸ばせる、粗利も高い、ファーストフードに力を入れている。


店内調理に力を入れているチェーンも多くなった。


おでんの成功。


揚げ物が多いね。


米飯は店内調理極めて難しい。

ローソンなどは店内で米を炊きおむすびに挑戦している。

工場生産分の発注と店内生産の数を見込むのは至難の業でしょう。

米を炊くというこは浸す時間もあるので時間が掛かるのです。

そして、棚に陳列して作り置きの販売。

ロスも出るし。


かと言って、注文されてから作る、ツーオーダーでは生産性悪いし。



小生の会社で展開する「おむすび屋」は基本ツーオーダー制。


お客様に選んでいただいてからその場で作る。


顧客の都合を優先させることが店を選択していただける近道。


生産性の問題はこちらの都合。


そこを研究、実践するのが仕事。



規制によって翻弄されるビジネス


顧客の都合を優先させるビジネス


やることは山ほどあります。

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