市川稔の米(マイ)情報

デザイン

日本人には普通のことでも、外国の人から見たら信じられないことがある。それは、器を手に持って食べるという習慣だ。お椀にも、考え抜かれたデザインがある。

ある外国人デザイナーの指摘で、小生もハタと気がついた。

お椀は木で作るものですね(最近はプラスチックが多いですが)お椀は、熱い汁ものを入れるものです。

木は熱伝導率が低いので、手に持った時、あるいは直接器を口に付けたときの心地よさを演出しています。

そして、お椀には口径3寸8分~4寸(114mm~120mm)、高さが口径の半分という、伝統的な「きまり寸法」があるのだそうです。

なにげなく使っている器も、そのように出来ているのですね。

小さい方は女性の手に、大きい方は男の手にしっくり来るようになっていて、持つ姿が美しいわけです。

デザインとは、姿、格好のことを云うのではなくて、もっともっと奥が深いものなのです。

日本の伝統的なものには、そのような奥深さがたくさんあります。

そういう、基本をもっと勉強したいと思っています。




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コメント一覧

市川 稔
日本の食器
米爺さん



なるほど、そうですね。



そういう、日本の文化を大切にしたいものです。



ありがとうございます。
米爺
日本の食器について
 文化人類学者の話では、世界に何万とある民族のうち、家族の個人ごとに使う食器を決めているのは日本人だけ、だそうです。この茶碗はお父さんのもの、この箸はお母さんのもの、なんて日本人には当たり前の話ですが、外来のフォークやスプーンは誰のものとは決めませんね。なぜなんでしょう。
市川 稔
design
小樽あざらしさん、コメント有難うございます。



日本の美意識はすごいものが隠されていますね。



食の分野でも、知られざるすごいことがたくさんあります。



そういう教養を身につけたいね

小樽あざらし
ディザァーィン
全く同感です。

日本語でデザインは姿形のことをさすのに使われています。

design は機能はもちろん、もっというとその存在意義までも問われるくらいの価値観を問うているらしいです。

 食事の時の姿勢の正し方や割り箸の扱い方、器の持ち方、箸のつかいかた、箸のはこび方、すべてが綜合されて近代以前の日本の食文化は蓄積されて来ていますね。

 お金持ちでも「犬食い」のような食べ方をする人を見ると、お金はほどほどでいいから品性と文化を併せ持った人間になりたいと、思ってしまいます。

 原点である家庭での食事のルネッサンスを進めたいですね。
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