・待たされて待ちくたびれてさよならを選んだ春がまた巡り来る
・交差する瞳と指と口付けと裸の心でただ抱き合おう
・ベタだけど鴨川見ながらキスをするそんな二人になりたかったの
・負けていることは承知で負けてでも小さな背中を守っていたい
・さよならを受け入れる勇気あったなら指の震えは止まるでしょうか
四首目は、自分の今の状況ですね。
仕事より子育てを優先している自分。
独身で仕事をバリバリやってる人に、
仕事人としては負けている自分。
きっと、頑張り方によっては、子育ても仕事も
人に負けずに向き合っていけると思います。
でもあえて、仕事をセーブして子育てを優先してるんだって、
自分を正当化している言い訳がましい短歌です。
わざと負けてるって言いたいのではなく、
わざと負けるような仕事をしていることを
「我慢している自分」が、隠されているんです。
つまり自分自身に、我慢して正解と言い聞かせているわけです。
女だって、もっと働きたいんですよ~なんてね