ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

海女さんパーマと送りつけ商法。

2008-06-27 17:54:11 | バリアフリー情報
鳥羽に移り住んで6年。
こちらにらに来た当初から、近所を散策して、
スーパー、八百屋さん、クリーニング屋さん、薬局と馴染みの店を増やしていきました。

しかし、お気に入りの店を見つけるのに唯一苦労したのがパーマ屋さん(美容院)。
女性ですもの。自分の好みに仕上げてくれる店じゃなくっちゃね。

探す段階で、困った店にでくわした経験も正直ありましたよ。
店内にハエが飛んでる店とか、体臭のキツイ美容師さんとか・・・。

前者の店ではママさんが『3日前から飛んでるのよね、あのハエ』ですって。

へ?3日前から?それなら退治すれば良いじゃん。客商売なのに。
という事で、もちろん馴染みの店にはなりませんでした。

そうこうしていて6件目にやっとたどり着いたのが今のお店。
店の雰囲気もおしゃれで、雑誌類も豊富!
値段も妥当で、腕も確かです。

それ以降、夫婦ともどもお世話になっています。

私のように美容院選びに苦労した経験をお持ちの方は、このブログを読んでいる方の中にもいらっしゃる事でしょう。

知人のチェアウォーカーの男性は、
障がいを負った当初、
いつも利用していた美容院の店長が自宅までカットしに来てくれていたそうですが、
店内に車椅子対応のトイレを作ってくれたおかげで、
またお店でカットしてもらえるようになったとか。

また、その後チェアウォーカー仲間も続々と通うようになったそうです。

私の通う店は残念ながらバリアフリーではありませんが、
私が行くたびに仕事の話をするので、バリアフリーツアーセンターについてご理解いただくようになりました。

いつもステキに仕上げてくれるので、一度答志の義母を連れてきたいと言ったら、
『でも、離島の人は特別な髪型があるからなー』とおっしゃいました。

特別な髪型とは、チリチリショートカットパーマのことだそうです。
もうパンチパーマ寸前の強いカールのことですね。

なぜ、離島の女性の多くがそんな髪型を好むのかというと、
海に潜った後、自然乾燥だけで元のスタイルに戻るのが良いんですって。
なーるほど。
チリチリパーマも、海に生きる女性の文化なのねぇ。


さてその店長、他所の土地から来た人なので、鳥羽の方言の微妙なニュアンスが解らず苦労されたとか。

何か尋ねても、
『それええわぁ』とか
『それはよろしいですゎ』
と言われて、肯定しているのか否定しているのか解らず、困ったそうです。

※ちなにみ、抑揚によっても違いますが、上の2つは断わる場合にも使います。

振り込め詐欺(オレオレ詐欺)の電話がかかってきた時、上記のような断り方をしたら、
もしかしたら肯定したと受け取られるかも。
そういった電話には、はっきり
『いりません』
と答えなくてはいけませんね。



詐欺といれば先日、知人宅に送りつけ商法の電話がかかってきたそうです。
『北海道のおいしい海産物はお好きですか?』

そこでハイハイと答えてしまったら
『それでは、蟹を送りますねー』と言って、安物の蟹を高額で代引き扱いにして送りつけるというものです。

でも、その人は言いました。
『伊勢志摩にもおいしいものはいっぱいありますからねー。興味ありません』と。
うんうん。良く言ったぞ。

私たちを何処の者だと思っている。
恐れ多くも 美まし国 伊勢志摩の者なるぞ。
という訳で、うまいもの処に住んでいたおかげで難を逃れたというお話でした。
めでたしめでたし。



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