ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

鳥羽のホテルのばりふり調査

2008-06-27 14:37:28 | バリアフリー情報
6月某日、鳥羽のホテルのバリアフリー調査に行ってきました。

今回のホテルは数年前に既に行なっている施設。
調査は写真の取り直しと、データ不足のところを補う程度でしたので、
野原調査リーダーと、私の2人で行ないました。
といっても鳥羽でも屈指の大型ホテル。
建物も3つに分かれていてそれぞれの施設も離れているので、移動だけでも大変。
万歩計を持ってくればよかったと思うほど歩き、調査はたっぷり4時間半かかりました。

こちらのホテルはバリアフリールームがあり、5つある貸切風呂のうち1つはバリアフリー仕様。バリアフリールーム室内バリアフリールームトイレ貸切風呂入り口スロープ→

館内にも車椅子対応のトイレがあり、私たちも多くのお客様にご案内しています。

調査の間はホテルの方が2名同行していただきました。
私達のアドバイスをメモに取り、ご自身も記録用に写真を撮っていらっしゃいました。
そして、これらを提案事項として会社にあげてくるそうです。


前回の調査では簡易スロープだったところも、ちゃんとしたものが作ってあったり、
構造的に急なスロープのあるところには『従業員をお呼びください』という看板があったりと
バリアフリーの面でも配慮していただいています。

また、ラウンジがインターネットのフリースポットになっていたのも、嬉しいですね。

そから面白いアイデアを発見!
大浴場の入り口に大きな下駄箱(スリッパ入れ)が有りましたが、
スリッパを脱ぐところが男女別になっていないので、
区別するために
下駄箱が青と赤とに色分けしてありました。
これだと、自然に男性が右側、女性が左側に入れますよね。
やっぱり、女性はオジサンが履いたスリッパは履きたくないもの。
(男性の方、ゴメンナサイ)

それにしても総客室数211室 総収容人数1141名のホテル。
毎日沢山のお客様をお迎えしているのですねぇ。すごいですわ。

私たちが調査に滞在していたのは、午前10時から午後3時まで。
今夜のお客様をお迎えすべく、みなさん準備にいそしんでいました。

そんな従業員の方に廊下ですれ違うと、気持ちの良い挨拶をしてくれました。
中国からの若い研修生達も、かわいい笑顔と上手な日本語で挨拶してくれましたよ。

従業員の皆さん、きびきびと働いていらっしゃるのに感心。
そういえば、どこをとっても掃除が行き届いている事にまたまた感心。
例えば、脱衣所の観葉植物にも埃が積もっていなかったなー。

玄関にあったホテルの置き傘も、きれいに整頓されていました。


我々がホテルを去るころは丁度チェックインの時間。
今日も沢山の客様がみえていました。

玄関でお出迎えして、フロントでチェックインを促し、仲居さんが荷物を運んで部屋までご案内。
笑顔のスタッフの見事な連携プレーを見せていただきました。

お越しいただいたお客様に今夜のお宿を快適に過ごして頂くために、
全力でおもてなしをしているのですね。

高台にそびえるこのホテルは、シーズン中はいつも満室。
夜、客室の明かりこうこうと照らし出されているのを見るたびに、
『嗚呼、今日もたくさんの方が鳥羽を訪れている!』
と実感できるので、私は車で通るたびにこのホテルを仰ぎ見ています。



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