ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

卒論のテーマに『観光地のバリアフリー』

2007-12-27 15:24:19 | バリアフリー情報
2007年は素敵な学生さんとの出会いがありました。

2人の大学生が、卒業論文に観光地のバリアフリーを取り上げるにあたり、センターに話を聞きにきてくれました。
県外の福祉大学に通う、南伊勢在住のY君と、
県内の大学の福祉学部に通う、伊勢市内在住の女子大生 Tさんです
2人ともとても優秀で素晴らしい学生さんです。

今年の4月に、まずY君がセンターに連絡をくれました。
『卒論のテーマにバリアフリーを取り上げたいが、観光地である伊勢志摩に住む自分にとって、
観光という切り口で考察したい』
というもの。

そしてセンターに訪れたそのY君は、非常に礼儀正しく自分の考えをしっかり持っている好青年でした。

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターでは、こうして学生さんの研究に協力することがありますが、
ただしその場合、条件があります。
それは、ボランティアとして、センターの活動に参加していただく事です。
学生さんには活動を共にしていただく中で勉強してもらいたいし、
我々の培ってきた知識・情報をお伝えするには、それなりの対価を求めるという意味もあります。

そしてY君が連絡をくれたその頃は、ばりふりお木曳のボランティア募集中。
Y君は快く引き受けてくださいました。

それから夏ごろに連絡をくれたのがTさん。
なんと自宅はおはらい町のういろ屋さん!
彼女も卒論に観光とバリアフリーを取り上げたいということでした。

Tさんはハキハキと元気が良く、これまた礼儀正しくてチャーミングな女性!
TさんにはY君と共に、9月に行われた宿泊施設のバリフリ調査をお手伝いいただきました。

また共通のテーマを取り上げた彼らは、互いの情報を交換しあっていたようです。

そして、今日はTさんが完成したてのほっかほっかの卒論を届けてくれました。スタッフ3人に一部ずつ用意してくれました。

タイトル『観光地伊勢市のバリアフリーとユニバーサルデザインに関する一考察』
内容は外宮・内宮門前町の街づくりの活動の中で、
バリアフリーやユニバーサルデザインについて取り組んだことなどを、
インタビューを交えながら考察してあり、なかなか興味深い内容でした。

Y君は地元の社会福祉協議会に、
Tさんは県内のテーマパークにそれぞれ就職が決まったそうです。

話を聞くと、それぞれ自分のやりたい事を見定めた上で、就職先を決めたそうで、
すでにしっかりした考えを持っていました。
頼もしいなー。
お2人には、心から 頑張って欲しいと願っています。

我々もこんなに素晴らしい若者と出会えて、幸せでした。
これから社会に出て色々吸収して、この伊勢志摩に還元してくださいね。
お二人の今門出を祝します







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