ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

答志島路地裏散策とバリアフリーガイド研修

2018-11-01 14:19:06 | バリアフリー情報
こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。

10月18日(木)に行われた「鳥羽・三ツ島カヌー体験とバリアフリーガイド研修」に続く第2弾の研修が
10月30日(火)に答志島で開催されました。

答志島路地裏散策とバリアフリーガイド研修
実施日:平成30年10月30日(火)  
時 間:10時30分~14時50分
研修場所:答志島 和具 答志地区

島の旅社の協力のもと、答志島をフィールドとした研修です。

【スケジュール】
10:45  鳥羽マリンターミナル発 鳥羽市営定期船
11:00  和具港着
11:15~12:00  答志コミュニティアリーナにて 座学 バリアフリー研修
●高齢者や障がい者についての基礎知識
●障がい者から体験ガイドの依頼があった際に気をつけるべき点 など
12:00~12:30  昼食(弁当) 答志コミュニティアリーナにて
12:30~14:00  『島の旅社』のガイドによる離島の路地裏を散策  和具地区から答志地区へ
●実際に障がい者を交えて行動する中で、サポート方法などを学ぶ
14:00  研修終了
14:10  答志港発 鳥羽市営定期船
14:50  鳥羽マリンターミナル着  ~解散~

この「障がい者・高齢者を受け入れるためのバリアフリーガイド研修」は、
三重県より「三重県版バリアフリー観光推進事業」の委託を受け、
当センターが講師となり実施されました。

県内で体験型ガイドを実施している方々に参加していただき、
バリアフリー対応についての基本的知識を学んでいただくと共に、
実際のフィールドにおいて障がい当事者である視覚障がい者1名と歩行困難者1名をアドバイザーに招き、
実地研修を行いながら、サポート方法を学んでいただくというもの。

今回の受講者は11団体25名

和具港到着後、島の旅社のスタッフの出迎えを受け、

座学会場となる答志コミュニティアリーナに到着。

今回お世話になる島の旅社のメンバー


事務局長の野口あゆみの講義の様子

受講生のみなさん


そしてお楽しみのランチタイム!
島内の飲食店特製、地元で採れた食材満載のお弁当をいただきました!

とっても美味しかったです!

午後からは、島の旅社の方が実際に行っている
路地裏散策のツアーを体験しながらの実地研修です。

なにせ坂道の多い離島ですので、
今回はけん引式車いす補助装置「ジンリキ」を使ってみました。

スタッフによるジンリキの説明

ここからはマイクを島の旅社のかなちゃんに渡して、ツアー開始!


美多羅志神社への階段はジンリキを使って!


ジンリキ体験者は、片足欠損のSさん。
日頃は杖でホイホイと歩いている人ですが、
この日はチェアウォーカーの目線でアドバイス。

「階段を上る時も、ジンリキを使えば持ち上げずにタイヤが地面に付いているので、安心でした」とのコメント。

近年になって発見された・・・というか気づいた、龍の頭に見える木を見学。


答志の神祭が行われれる舞台の場所で、
老人会の方々が、お正月のしめ飾りに使う藁を島民に販売していました。


視覚障害者のYさんに一束渡して、手触りや香りを確認!

「私は山里暮らしだったから、懐かしい香りです!」と感想をいただきました。

次に向かうのはいよいよ答志の路地裏。
和具地区から峠を越えて答志地区へ道を下りますが、
ジンリキなら下り坂でも車いすが前向きに進めます。
答志の旅館の女将やご主人にも体験していただきました。



すれ違うは、答志島名物 じんじろ車!


次は「サンデの底」の紹介。
「サンデ」とは「サザエ」の意味。細い路地の行き止まりの場所をサザエの殻の先っぽに例えてそう呼んでいるそうです。

写真の場所は路地の入り口なので、サザエの蓋の部分と同じ「ハナイチ」と呼ぶそうです。
おもしろいですね!

最後に答志港の待合所でアンケートを書いていただき、

研修終了です。

研修生と他のスタッフは14:10の鳥羽市営定期船に乗って帰りましたが、
私はそのまま答志に残ったので、港からお見送り!


今回の研修も、協力団体の島の旅社のみなさんのおかげで、
楽しく有意義なものとなりました!

みなさん、ありがとうー。

答志島は鳥羽にある4つの友人離島の中でも古くからの文化や風習が残り、
日本の原風景を感じられる素敵な島です。
改めて島の旅社のツアーに参加したいなぁと感じました。

おまけの写真は、和久港近くの夕日。


漁船のシルエットが浮かび上がって、素敵な写真が撮れました!





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