ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

2018年10月20日(土) 鳥羽市防災訓練に伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが参加!

2018-10-20 19:32:49 | バリアフリー情報
こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。

秋晴れの週末!
観光地鳥羽としては、嬉しいことですねぇ。

さて、今日は鳥羽市の一斉避難訓練の日!
市内の各町内で避難訓練が行われましたが、
我々は鳥羽市観光課が観光地の防災対策のために行った、
「鳥羽市地震・津波災害時避難誘導及び情報収集訓練」に参加しました。

当センターは2010年からバリアフリー防災について取り組んでいて、
鳥羽市や周辺地域で毎年開催される避難訓練に参加しています。

今年は、県立鳥羽高校に通う高校2年生のチェアウォーカーのりんちゃんが要援護者役として協力。


観光客として、伊勢湾フェリー鳥羽のりば前から高台の城山公園まで、
伊勢湾フェリーさんや市役所職員が観光客を誘導して避難するという想定で行いました。

【スケジュール】
 8:59  緊急地震速報が発令
 9:00  最大震度6強の地震を観測
 9:03  大津波警報発令。城山公園に避難開始   
 9:15  避難者数把握および報告
 9:30  大津波警報解除

りんちゃんの車いすと当センターが用意した車いすに
JINRIKI(ジンリキ/けん引式車いす補助装置)を装着して避難。

JINRIKIとは、長野のベンチャー企業が開発した車いすの緊急避難装置で、
車いすの2本のL字型のバーを取り受けて前方を専用のジョイントで固定すると、
車いすが人力車のように引っ張って進むことができるという優れもの!

毎年参加する避難訓練で活用させていただいています。

JINRIKIの特徴は、車いすの操作が「押す&引っ張る」で、走行が格段に安定し、転倒の恐れも少なくなります。
また、車いすのキャスターが持ち上がって進むので、段差も乗り越えすく、

走行するときには車いすが前上がりの姿勢になるので、下り坂でも前を向いたまま走行することができます。

9:03の避難命令と共に、車いすにジンリキを装着し、


直ちに城山公園に向かいました。



踏切を渡る際にも、ジンリキならキャスターが線路の溝にはまる心配もありません。


坂道は、両サイドからポール握って引っ張る人を追加してパワーアップ!



一般市民の方とほぼ同じぐらいの時間に、城山公園に到着できました。

到着後、取材を受けるりんちゃん!


その後、もう1つの訓練、「無料公衆無線LAN『TOBA Free Wi-Fi』」と
ネットワーク電話(Skype、LINE など)で、鳥羽市観光案内所とテレビ電話での情報共有を行う実証実験を行いました。

これが、災害時でもネットが繋がりやすい環境を整えた場所を案内する鳥羽市オリジナルの看板です。



通常は観光者向けのfree Wi-Fiは通信時間は30分に限定されることや利用も登録が必要な事ですが、
有事の際は、通信時間・登録が不要となり、すぐ接続することができます。

鳥羽市観光課より、使い方説明


スマホの操作に慣れていない高齢者には、、職員が画面を確認しながら接続してもらいました。


災害時には電話通信がパンクして、通話が困難になることが予想されるため、
SkypeやLINE などのネットワーク回線が繋がりやすいことを説明していただきました。

ふむふむ。
もしもの時に備えて、鳥羽市メール配信サービス「とばメール」にも登録しておかなくっちゃね!

最後に中村市長からの訓示をいただき、訓練終了!


鳥羽市の避難訓練は、いつもなんだか、楽しく参加できるのがいいわ~。

訓練の跡は、今年の夏に鳥羽商工会議所の若手会員でつくるまちづくり委員会「鳥羽リノベーション委員会」が設置したもモニュメント「♡(ハート)TOBA」も見学!


インスタスポットとしても、話題になりつつあり、
観光客もチラホラ撮影をしていましたよ~
人気スポットになる予感!

なかなか素敵なデザインで、
鳥羽のイメージにぴったりですねっ


おまけの写真は、鳥羽の観光を牽引する観光課の職員!


なんか、頼もしーですなぁ。
中島みゆきの歌「地上の星」が流れてきそうな(笑)

最後に鳥羽市長も交えて、「(ハート)TOBA」で鳥羽愛を叫びました!




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