ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

夏の終わりに。海のばりふり。

2009-09-05 11:52:36 | バリアフリー情報
夏休みも終わり、季節は秋模様
あっという間に過ぎ去った夏。
でも、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターとしては、充実した夏を過ごす事が出来ました。

8月のお盆の時期に行われた駅ボラも
たくさんのボランティアの方々のご協力で、無事に終了しました。

駅ボラブースにて

こちらは観光案内所前

ご協力いただきました、ボランティアの皆さん、
関係機関の方々、
本当にありがとうございました。


しかし、今年のお盆は例年にくらべて鳥羽駅を利用される方が少なかったようですね。
鳥羽市の観光としては、新型インフルエンザの影響も気になるところですが、
9月の5連休を含め、秋の行楽シーズンに期待します。

さて、8月30日。夏休み最後の日曜日に安楽島(あらしま)海水浴場で
海のバリアフリー モニターエコツアーを実施しました。


これは、伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
地元のエコツアーを主催する海島遊民くらぶとの共同企画で、
地元の海水浴場を利用し、
車椅子などの障がい者に海を楽しんでもらおうという企画です。

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターでは、水陸両用の車椅子3台を
日本財団の助成で今春購入。


ランディーズ(介助式車椅子。日本製)2台。


ヒッポキャンプ(自走式車椅子。フランス製)1台。


また、海島遊民くらぶでも、地元企業の協賛でクリアカヌーを3艇購入。

その名の通り、すべてが透明なカヌーなので、
身体の不自由な方でも、身を乗り出すことなく、海の生物を見る事ができるというもの。

これらを使ってのイベントは今回で2回目。
前回は、地元の障がい者を対象に行いましたが、
今回は広く一般募集をした結果、9組17名が参加していただきましたほとんどが三重県内の方々ですが、
1組、大阪からお越しの仲良し6人家族もおみえです。
家族全員の名札を貼られた、末娘のHちゃん。かわいいっ!


今回も、ボランティアの方が多数参加。
志摩市と鳥羽市の社会福祉協議会からは、3名のスタッフがお手伝いしてくださいました。
それぞれ、介護のプロでもあり、
参加者に声をかけながらの適切な介助は、やはりさすがです。

また、福祉タクシーのグループも、参加者の送迎をはじめ、
海のばりふりイベントでもボランティアとしても参加。

前日にたまたま伊勢市内で福祉タクシーグループの交流会があったので、
岐阜県、和歌山県の方々もいらっしゃいました。

参加者の中には、海で遊んだのは久しぶりという方も見え、
皆さんの笑顔が弾けていました!
イケメンボランティア(鳥羽社協さん)に介助されて、ご満悦な?Hさん。

仲良しペアのお二人。
でも、初めてのカヌーにちょっと緊張気味?

志摩市のSさんもご夫婦で2ショット!



バリアフリーツアーセンターの専門員お二人も笑顔、笑顔

イベント終了後も社協のボランティアや海島遊民くらぶのスタッフと共に
海水浴をする視覚障害者のYさんは両手に花。


私自身も海で遊ぶのなんて、久しぶり。
安楽島海水浴場がこんなに綺麗でステキだなんで、知りませんでした。
これは、地元住民として、ハズカシイですね。

現在安楽島海水浴場は和式トイレしかありませんが、
今回のイベントのために、近所の理髪店さんにある車椅子対応トイレを
貸していただきました。

快く貸してくださった理髪店の方にも感謝です!

そうした皆様のお陰で、
海のバリアフリー モニターエコツアーは大成功!
私たちも、色々と勉強させていただき、充実した1日でした。

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが所有するランディーズ、ヒッポキャンプは
一般にも貸し出しを致します。(来年度以降は有料化を検討)

家族旅行の他、福祉施設での旅行、修学旅行で海に行かれる方などにご利用いただければと思います。

今回はモニターツアーということで、
参加者にはアンケートにご協力いただきました。

それらを参考に、障がい者、高齢者でも伊勢志摩の海が楽しめるシステムを作っていきたいと思っています。





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