ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

お客さまからの問い合わせ いろいろ

2008-05-21 15:08:31 | バリアフリー情報
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターではバリアフリーの観光情報やお宿についてのお問い合わせに無料でお答えいたしております。

といってもお客様から直接メールや電話で頂く問い合わせ件数は、そんなに多い訳ではありません。
最近はパソコンをお持ちの方が多いので、センターのホームページをご覧になって直接お宿に予約を入れる方も多いようですね。

しかしながら、それでもセンターを頼りに直接連絡してくださる方も数多くいらっしゃいます。
まず、三重県観光連盟や伊勢志摩の観光協会にバリアフリーの問い合わせをしたら、こちらを紹介されたという方。

以前、三重県の大阪事務所から電話があって、
『今、こちらに伊勢志摩のバリアフリー旅行情報について、問い合わせに来ている人がいるが・・・』という電話がありました。

また、センターでバリアフリー調査をしたお宿から、『障がい者から問い合わせが来ているが、対応について不安なので、お客様からの質問に答えてほしい』というものもありました。

私たちはそのようにしてバリアフリーツアーセンターを紹介くださることはとても有難く思っています。
それは、我々が独自に行なったバリアフリー調査の情報の中から、その方に合ったものを適切にお伝えできるからです。
また、お客様の障がいの程度や、同行人の構成、旅の目的、ご予算などをお聞きして、当てはまるプランをいくつか選んでご提案できる点にもあります。

で、最近の傾向として、センターにお問い合わせいただける方の中には、旅行の計画についても、私どものアドバイスが必要な方が多くなってきています。

例えば、60~70代の5名組みで、その中に車椅子や杖歩行の人も含まれるが、その上、5人とも聴覚障害者という方。これは、通訳の方からの問い合わせでした。

また、養護施設や障がい者団体などから問い合わせで、大勢での宿泊を希望される方も多くなっています。
その場合は、客室のトイレは洋式であればOKだが、館内に1つは車椅子対応のトイレが必要で、
家族風呂(できればバリアフリー仕様)があるところというリクエストが多いですね。

その上、予算はぎりぎりの場合がほとんどで、お答えに窮する事もしばしば。
その場合は、お宿にも交渉してみますが、お客様にも予算の見直しや、平日の安いプランを利用してもらうなどのアドバイスをしています。

その他、伊勢神宮の参拝ボランティア希望や、この季節になると、車椅子でも行ける海水浴場についての問い合わせも増えてきています。

それから、これはお客様からのリクエストを聞いて『なるほど』と思った事例ですが、
鳥羽での旅行中、電動車いすを預かってほしいという方もいらっしゃいました。

普段は電動車いすを利用しているが、多少なら歩く事もできるので、送迎バスへの乗り降りを考えると、自走式の車椅子(どこでもチェア)を借りたいというものでした。
そこで、電動車いすをセンターでお預かりして、その間に充電もさせていただきました。

我々にとって、そんな事ならいつでもどうぞという感じですが、その方にとっては、当初どこに頼めば良いのか分からなかったそうで、とても感謝していらっしゃいました。

その他にも色々な方からの問い合わせがありますし、私たちも『うーん。それは、ちょっと・・・』とすぐにはお返事できないような時もありますが、そういった事について1つ1つ方法をさぐりながら対応していくことによって、思わぬ解決法が見つかったり、救世主のような協力者が現れたり、新たにネットワークができたりと、結果的に私たちにも力がついてきました

障がいをお持ちの方や高齢者は、アクセスや宿泊先について不安に思っていらっしゃる事でしょう。
そんな方に適切なアドバイスができて、その上、プラスアルファのご提案をすることにより、
旅行者にも、もう1歩踏み出してもらえるようになったら.・・・。

伊勢志摩旅行が、そんなきっかけになったら素晴らしいですね。
家族のキーワードが『あの旅行、楽しかったね!』になったら、もっといいですね。

皆様からのお問い合わせをお待ちしています!




最新の画像もっと見る

コメントを投稿