春の行楽客

３月に入り、鳥羽も観光客でにぎやかになってきました。
この時期、やはり卒業旅行の若いグループを多く見かけます。

ファッションに敏感な若い方は、もうすっかり春の装い。
でも、強風が吹き荒れることもある春の鳥羽に、震え上がっている人も見かけます。
春だからといって、油断（薄着）は禁物ですぞ。

母娘組みも多く見かけますね。
お母様と娘さん２人と、そのどちらかの子供と３世代４人での旅行というのも、見かけますね。

暖かくなってきて、シニア（それもかなり高齢）カップルも増えてきました。
腰の曲がったご夫婦が、互いをいたわるように歩いている姿を見かけると、
「なんか　いいなぁー。」と思っちゃいます。

最近は１泊旅行にでもキャスター付バックでいらっしゃる観光客が多いのですが、
よーく見ると、そのキャスター付バックを杖代わりに歩いていらっしゃる高齢者もいらっしゃいます。

そういえば、先日、テレビの通販番組で
体重をかけて寄りかかっても倒れないキャスター付バックを紹介していたっけ。

また昨日は、４０代後半のあるご夫婦に目が行きました。
奥様がご主人をいたわるように見つめながら、お二人で横断歩道を渡っていらっしゃいました。

ご主人は半身不随のようです。
装具も杖もぴかぴか。
たぶん、脳出血などの病気になられて間がないんでしょうね。
そんな中、鳥羽に遊びに来て下ったようです。

きっと、この旅行はリハビリも兼ねていらっしゃるのでしょう。


先日も足に障がいをお持ちのご夫婦のお話を伺う機会がありました。
バリアフリー旅行のツアーに参加をし始めてから、お二人ともとても元気になられたそうです。

奥様は車椅子で身体に痛みもあるのですが、次の旅行の事を考えると俄然元気が出てくるそうです。
ご主人にいたっては、それまで杖歩行だったのが、旅行に行くようになってから、杖を使わなくても歩けるようになったとか。

旅行がリハビリになっているって証拠ですね。
また、旅に出たときの楽しい気分が、
体の免疫機能を高めたり、
活性化されたりするのかな？

元気な人だと、１泊２日なんて、気軽な旅行だけれど、
お身体に不安をかかえている方にとっては、一大決心をしていらっしゃる人も多いはず。



今日も鳥羽にはたくさんの観光客がお越しくださっています。
色々なタイプのグループ。
一人旅。
ご夫婦。
初々しいカップル。

県内から。
近隣県から。
遠方から。
外国からも。

色んな人が、様々な思いを込めて。

ようこそ鳥羽へ！
伊勢志摩へ！