ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

しごとの醍醐味

2009-03-12 16:13:41 | バリアフリー情報
ばりふりっと鳥羽ブロクに目を留めていただいた方へ
こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。

前回のブログの更新はえーっと…
あら、2月4日。
あららです。
もう3月も半ば。(半ばも過ぎてるし。)

1か月半も更新していなかったのですね。


定期的にこのブログをチェックしていただいている(数少ない)方々。
鳥羽市役所の皆さん。
貴重な鳥羽市HPの紙面を割いていただいているこのブログ。
なのに、すっかりご無沙汰してしまって、申し訳ないです。

偶然足を止めたあなた。
ここは、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターというスNPOが、
鳥羽市や伊勢志摩のバリアフリー情報をお発信ているブログです。

皆さんにお伝えしたいことはたくさんあるのですが、
おかげさまで本来業務がとても忙しい今日この頃。

2月24.25日は補助犬普及キャンペーン(わんだートリップキャンペーン)のイベント。
3月は春・夏の行楽シーズンのばりふり旅行お問い合わせ。
4月19日は志摩ロードパーティ バリアフリーパーティラン
5月2~5日は鳥羽駅ボランティアガイド(駅ボラ)

その間にも、視察やら研修やらばりふり調査やら、出稼ぎ?やらで、
スタッフ一同、とっても充実した刺激的な毎日を送っていますです。

先日はこんなお問い合わせがありました。

大阪市のケアマネージャー(女性)さんから
74歳の男性利用者が伊勢志摩家族旅行を計画しているが、
本人は全身不随で車椅子をご利用。
交通機関、観光施設、宿については家族が下調べをして
車椅子行けそうですが、
鳥羽駅から宿(鳥羽シーサイドホテル)までの間だけ福祉車両で送迎してもらえる方法は無いか?というもの。

同行されるご家族や、ケアマネさん自身も色々問い合わせてみたそうですが、
どうしても見つからなくて、
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターのHPを見つけて、最後の望みで電話してきたそうです。

障がいの重い方なので、タクシーでの移動は家族の介助があっても難しいそうで、
鳥羽駅~宿まで、福祉車両を利用できなければ、
この旅行に行くことができないので、
何とか業者を見つけてくれないだろうか?という依頼でした。


そこで、私がたまたま新聞広告で目にしていた移送サービを請け負う事業所に電話したところ、是非請け負いたいと、快く了解してくださいました。

そちらはグループ会社に介護訪問ステーション事業も行っていて、
知識を持ったスタッフが観光の為に介護車両を貸切にすることもできるとおっしゃってくださいました。
その際には、客室までお迎えに参りますって!!

早速その話をケアマネさんやご家族にお伝えして、ワタシの業務は終了。
良いマッチングが出来たとほっとしていたら、
いつも介護していらっしゃる息子さんからお礼の電話をいただきました。

『何とかこの旅行を実現させたいので、是非その事業所にお願いしたい。紹介してくれて、ありがとう!』とお礼の言葉の後、
『1分だけいいですか?』と息子さん。

『実は、我々家族は毎年のように鳥羽シーサイドホテルに泊まって伊勢志摩旅行を楽しんできましたが、3年前、旅行の3週間前に父が倒れてしまい、それ以降寝たきりになり、旅行が出来なかったことがずっと心残りでした。
昨年秋に伊勢志摩に下見に行き、情報を集め、なんとか実現できる見込みがつきましたが、鳥羽駅からホテルまでの移送だけがクリアできず、それがだめなら、旅行を諦めるところでした。
なんとしてもこの旅行を実現したい。
もしかしたら、最後の家族旅行になるかもしれない。
念願かなって父との旅行が実現できそうで、本当に嬉しい。』

と熱く語ってくれました。


良いお話ですね。
お父様の介護は、娘さんと息子さんが行っているんですって。
とっても家族思いな家庭なのですね。
だからケアマネさんもあんなに一生懸命になっていたのですね。
私もそんな方々のお手伝いが出来て、本当に幸せです。
また、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターに勤めていて、
こういうのが仕事の醍醐味だと実感しました。

私としては、依頼を聞いて、電話を数本かけただけなんだけどね。
幸福感を胸いっぱい味わったひと時でした。





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