ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

愛知県の大学生、ゼミの研修でセンターへ

2010-03-08 00:34:04 | バリアフリー情報
こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。

先日、関東の大学生が、卒論研究の為センターを訪問してくださいましたが、
翌日は愛知県の大学生6名+先生2名が研修のためセンターを訪れました。

1泊2日のゼミの研修旅行です。

この大学がセンターを訪問してくださるのは、今回で3度目。
先生が私共の活動にとてもご理解をいただいていて、
毎年ゼミの旅行の場所として、訪れていただいています。


まず1日目。
この日は木曜でセンターの定休日だったため
宿泊先のホテルのにて事務局長のレクチャー。

そして、同ホテルにあるユニバーサルデザインルームの見学です。

ここのユニバーサルデザインルームは、
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターと、
専門員と呼ばれる地元障害者のボランティアスタッフのアドバイスにより作られた客室で、
車いす・視覚障害者・聴覚障害者への様々な工夫と配慮が施されています。
それでいて、一般の観光客が宿泊しても違和感の無い造りが自慢。

客室の見学の後、受け入れ側としてホテル支配人からのレクチャー。


2日目は、鳥羽水族館にて、バリアフリー研修をおこないました。
(鳥羽水族館は、スロープがあったり、多目的トイレがあったりと、
バリアフリーな水族館です!)

学生さんが1つの家族として旅行をするという設定で、
一人ひとりの配役を決めます。

この日は、
おじいさん(杖歩行、白内障)
おばあさん(高齢のため、車いす)
息子
お嫁さん(7ヶ月の妊婦さん)
おばあさんの介助のためのヘルパーさん2名
という構成。

おばあさん、妊婦さんは役になりきる為、疑似体験ツールを装着!


鳥羽水族館でも体験しながらの見学となりました。


足の悪いおじいさんは、みんなとの行動に遅れがちだったり、
妊婦の嫁さんは、ベンチを見かけると見学もそこそこに座り込んだりと、
なかなかリアルな場面も


アシカショーの会場では、実際に車いすコーナーからの見学。

車椅子に寄り添う2人は、ヘルパー役の女子学生さん。

しかし、この研修で一番がんばったのは、息子さん役の男子学生
パンフレットを見ながら、見学の順路を決め、
時間を気にしながら、みんなが遅れないように促し、
ショーの会場では、事前に場所取り・・・と、
家族みんなが楽しめるように、息子さん、大奮闘でした。

また、この日は特別支援学校の生徒さんらが水族館を訪れていて、
実際に障害を持った人たちや、介助するスタッフがどのような行動をするのかも観察してもらいました。

学生さんは、いつもと違うシチュエーションに多少戸惑い気味でしたが、
最後まで役に成り切り、体験をしていただきました。

お疲れ様でした。


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