和具港 浮き桟橋と定期船待合所ばりふり調査

みなさんこんにちは
NPO法人　伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
いよいよ梅雨に突入！
来週の週間天気予報は、見事に雨マークが続きます。

みなさん、くれぐれも体調管理にお気をつけくださいね

さて、先週の金曜日、和具港のバリアフリー調査に行っていました。

和具とは、答志島の3つの集落（答志・和具地区と桃取地区）の一つ。
約150世帯、550人ほどが暮らしています。

鳥羽市から市営定期船で20分ほどの距離ですが、
和具港の定期船乗り場が改修され、今年の4月にやっと浮き桟橋になりました。

それまでは固定桟橋といって、港からコンクリートの桟橋が突き出ていたので、
潮の満ち引きにより、船と桟橋にかなりの段差ができてしまい、
時間帯によってはそれはそれは大変でした。

とある干潮時
歩ける車椅子の人は降りてもらい2階部分から乗船。

車椅子は1階部分に船員さんが下ろしていました。

※写真は旧答志港桟橋にて

菅島、桃取、神島、坂手、答志と相次いで浮き桟橋に改修されましたが、
唯一和具港だけが固定桟橋のままになっていました。

しかし、今年4月にやっと浮き桟橋＆定期船乗り場が完成！

これで島の住民や観光客も安心して市営定期船を利用できるようになりました。

バリアフリー高速船も、利用できるようになりました。

車椅子だけでなく、三輪車も。
安全に乗船できます。


他の港の桟橋で気になっていた継ぎ目の段差も、かなり解消されています。


桟橋を左右にちょっと視線をずらせば、漁港ののどかな様子が見えます。


待合所もこんなに立派。

内部は吹き抜けで、明るくとても開放的です。

入口にはスロープ＆手すりが付いています。

多目的トイレの様子。広くて清潔！ベビーシートもありますよ。

オストメイトの設備もありました。

その他、視覚障害者のための点字案内も。

券売機の前には、程よい高さのカウンター。

聴覚障害者への案内もありました。

バリアフリーはバッチリですね。
待てば海路の日和ありとは、このことでしょうか？

でも、地元の人の声としては、集落から港が遠くなった事に不満の声も。。。

まあ、それは仕方が無いこと。
みんなが安心、安全に定期船を利用することができることが一番ですものね。