質問・私は幼い頃アメリカで育った
ためか、日本社会に馴染めません。
今はやりの「そんたく」こちらの本音を
読んで行動しなさいという文化に嫌悪感を感じています。
だから外資系の企業に就職しましたが、
ここでも「わがままで自己主張が強い」と言われます。
恋人にも「少しは空気を読んで折れろ」
とお説教されるので、
言い合いになってしまいました。
自分が正しいと思うなら反論すれば
いいのに、しない理由がわかりません。
仕事は会社のためではなく
自己実現と幸せのために行うものだと思います。
結局、彼にはふられてしまいました。
今、少し寂しさと不安を感じています。
何か私の行動は間違っていますか。
自分ではわからないので教えて下さい。
叡空・現象世界において、その国の法律
に反さない限り★★★『正しさの基準は
「その場の人達の」幻想』に過ぎない。
日本において正しさは
★★★『関係性の中で生じる不文律の慣習』
に多く見られる。
古くは「男性は外で働き女性は家庭を守るもの」。
最近でも「上司より先に帰らない」とか
「社内の飲み会には和を乱さないため
出席しなくてはならない」など。
この日本的「硬直した和の慣習」は
子供たちの教育現場で根深い。特に部活が温床になっている。
数年前の甲子園で手首を骨折した高校生が、
ホームランを打ち試合に勝った話が
美談になっている感覚にも見られる。
日本は鎖国した島国の農耕封建社会
として発展してきた。
だから個より集団の価値を重視する
『民族的集合無意識』が深く魂に刻まれている。
周囲の人々が正しさを感じる基準を知るには、
★★★『歴史的、民族的背景』を理解する必要がある。
アジア、イスラム圏の国々と欧米では
『正しさを感じる基準』が違う。
あなたが欧米の論理的基準だけで
正しさを主張しても伝わることはないだろう。
それは『早く家に帰って来て』という
新婚の妻の想いに応えられない、
代理店の残業夫のようなものだから(笑)
愛とは☆☆☆☆『論理を超えた関係性を
観て識る』こと。【続く】