handmade-ism

昨日も今日も明後日も、洋裁漬けの日々。

大震災 被災地での小さな奇跡その2

2011-03-20 06:26:16 | 日々の出来事
今日は何日だろう?
目に前にPCがあってもカレンダーがあっても日付を確認する意味がないと、数字が頭に入ってこない

昨日は被災して家をなくした知人のために借家と車探しに奔走

成り行き上、友達の理髪店の後片付けも手伝い、一日が終了
理髪店の友達は今うちに疎開中


私の仕事部屋は合間をみてちょっとずつ片付けている
それでもまだまだ終わらない


登米市は南三陸町の隣ということもあり、津波に遭遇した方から生の声を聞くこともちらほら。

親戚宅でたまたま居合わせたお客さんは、石巻で津波に追いかけられながらも車で全速力で逃げてきたそう
それでも車の半分まで水に浸かり、命からがら走って逃げてきた

何人もの人が海に引きずりこまれていくのをただただ眺めてることしか出来なかったと言っていた
波が来る前は海の水が一気に引いて、真っ黒な海底がどこまでもどこまでも見えていて、もう助からないと覚悟したそう

登米市まで帰ってくる手段もなく、60キロの道のりを歩いて帰宅途中、何人かの人が車に乗せてくれたそうで、あちこち経由しながらも無事に帰宅できた


また、別の知人の知り合いは車ごと津波にのまれ、海に流される途中で運よく流木が車の窓を割り、そこから脱出してたまたま近くにあった工場の柱につかまっていたら、屋上に避難していた工場の人達に助けられ、パンをもらって衣服を借りて避難所へ。

避難所では隣り合った見ず知らずの人が自宅に帰るために自転車を買いなさいと言って、1万円を貸してくれたそうなのです


人って素晴らしいね。
なんて少し暖かい気持ちになっていたら。。。

石巻市の営業所に片付けに行った人から聞いたのだけれども、めちゃめちゃになった店舗から商品やお金を盗んでいく人が後を絶たなく、どさくさにまぎれて殺人事件まで起きているそう

うちの周りでもお米やガソリン、灯油の盗難被害が相次いでいる

性根の腐った人間はどんなときでもいるもんだ。
あきれすぎてもう腹も立たない