数日前に『MOTU』のオーディオ・インターフェイスの具合が悪くなって、修理に出し、その間に作業が出来なくなる事を避ける為に、中古で全く同じ製品を探して購入した事を記事にした。
今度は、同社のMIDIインターフェイス『MIDI EXPRESS XT』が、致命的に駄目になてきている...。
購入記録を見たら、18年前に新品で買ってた様だ。
だが、ハードウェアが物理的に壊れかけている訳ではない。
私が所有している2台のMacを「macOS10.14 (Mojave)」にしたのが昨年の8月頃。
それ以降、macOSと『MOTU』のMIDIドライバの相性が最悪。
リアルタイムで収録した、MIDIのノートの情報がバグりまくる。
ノート・データが全く違う位置に飛び、その際に、だいたいデュレーション(音の長さ)が凄く長くなる。
もしくは、デュレーションの値が「1」となり、めちゃくちゃ短いデータが記録される。
これは、macOSと『Digital Performer 10』との相性の問題も考えられるが、概ね、MIDIドライバの問題だとは思う...。
今現在、『DP10.13』にまでバージョンアップされているが、MIDIのリアルタイム収録のバグはどんどん酷くなっている。
暫くMIDIドライバは更新されていないが、macOSは時々細かなアップデートされている。
その度に、バグの症状は酷くなっており、ストレスが半端無い。
MIDIのリアルタイム収録を10回やったら、8〜9回は何処かにバグが起きている。
そして、1分くらいの収録をしたら、数カ所のバグが起きており、弾くたびにバグ探しからしないといけない。
本当に最悪。
現在、『DP10.13』以外に、『Studio One 4.6.2』も持っているが、こちらではMIDIのリアルタイム収録は殆どした事が無く、以前に何度か意図的に動作テストをした際もバグの症状は確認できなかった。
だが、macOSも時々アップデートされていたので、改めて『Studio One 4.6.2』でリアルタイムでのMIDI収録の動作テストをしてみた。
結果、『DP10.13』で起きているバグと同様の、酷いバグが何度も確認できてしまった...。
データのタイミングの酷いずれ、音の長さが長くなったり、最短になったり...。
もはや100%に近い確率で、どこかにデータのエラーが起きている。
一応、MIDIケーブルも別の物に変えてテストしたり、MIDIインターフェイスの使用しているポートを変更してみたり、考えられる事は全て試したが、どうやっても同様のバグが出る。
総合的に考えると、macOSと『MOTU』のMIDIドライバの相性が最悪だと言う事だろう。
以前はそんな事は無く正常に動いていて、ソフトウェアのアップデートの度に徐々に悪化しているのだから、それ以外に考えられない。
『DP10.13』と『Studio One 4.6.2』には問題ないと考えれば、macOSと『MOTU』のMIDIドライバの相性を改善してもらうしかない。
因みに、複数のユーザーで同様の症状が起きている事も確認しており、私からも国内代理店に報告した事も有るが、本家『MOTU』から修正アップデータはリリースされていない。
全DAWの中の、『Digital Performer』のシェア率が低くなっている事も有り、バグなどの情報も少ない。
実際、このバグでストレスを抱えているユーザーも多いのではなかろうか。
macOS自体も、近年のアップデートはバグが多いと言う話もよく聞くので、新しいOSがリリースされても直ぐにアップデートする気にならない。
現に、macOS10.15にアップデートしていないが、更に近いうちに、また新しいOSがリリースされるとの情報も有る。
コロコロとOSの仕様を変えたら、ソフトウェアやハードウェアのドライバが安定しない。
次々と仕様を新しくするより、より安定したソフトウェアやハードウェアの方をユーザーが喜ぶのは間違いない。
特に仕事で使っているならば尚更。
MIDIインターフェイスだけ、より安定した他社の製品に替える事も考えないといけないな...。
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