
公演中止を経験するのはこれが初めてだ
3.11の時でさえ
翌週(或いは翌々週)に僕らは本番であったが
協議を重ね 上演を決めた
(表紙の写真はその公演のもの)
でも…降板はあった
古い古い記憶の1ページ
あれも夏であった
僕は23
演出の要求を深く理解できず
また理解できたとしてもその対応の術を知らず
でき得る限り闘ったがしかしどこにもゆけず
本番一週間前に降ろされた
口惜しかったがその降板後 たしか一週間くらいだったと思う
心身のリキミが消えたのか
或いは降板を告げられるまでの怒涛の稽古の中で何かが積み上がっていたのか
日々の何気ない訓練の中で
丹田と足と呼吸の繋がりを掴んだ
今回の公演中止でナニかを掴むであろうか…
ただの中止で終わらせてはならない
2020.8/13
幻の初日
存在した筈の舞台を
稽古の果に到達したであろう俳優たちの佇まいを想像する
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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