地鎮祭とは、家を建てる前に氏神様(居住する地域の神様)を鎮め、土地を使用する許可を得る意味があります。許可を得ることで祟りを防ぎ、工事中の安全や、完成した家の繁栄を祈ります。
神式で神主さんが行うケースが一般的ですが、熱心な檀家さんでしたら仏式で、キリスト教徒であればキリスト教式で、地鎮祭に代わる「起工式」を行うケースもあります。
地鎮祭の後、棟梁が一番最初に行う仕事を「陸を張る」と言います。「水平墨を出す作業」
陸とは 歪みなく平らかの意味があります。
地鎮祭で施工主さん 施工業者が頭を下げてお参り致します。
施工業者は 歪みなく平らかな心で施工させていただくので、どうか工事が安全に立派に円満に進み 完成することができますようにお祈り致します。
お施主様は 歪みなく平らかな心で日々暮らさせて頂きますので、工事が無事に円満に進み 完成し 家運が益々繁栄しますようにと お祈り致します。
ちなみに・・・
ろくでなしの「ろく」は、一般的に「碌」と書かれるが、これは当て字である。 元々は「陸(呉音でロク)」と書き、日本で「陸(ロク)」は、土地が平らなことから物や性格がまっすぐなさまを意味していた。 その否定として「陸でなし」となり、性格が曲がった人という意味が転じて、現在使われている「ろくでなし」の意味となった。