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伊勢一刀彫職人・太田結衣の『そこにあるだけでほっこりできるような一刀彫を』

息子と害虫の話

おはようございます。

今日は息子とゴキブリの話になります。

昨日息子との会話で私も学ぶことがあったので共有させてください。
私にとってはゴキブリは大の苦手な虫でして…この文字を見るのも嫌になるほど。

なので、ゴキブリの話が苦手な方はこちらで無理せずドロンしてくださいね。

話は少し遡ります。
9月か10月頃に外に置いてある倉庫の片付けをしました。
中にはバーベキューなどの季節物や、畑で使う道具たち、空箱なども保管して物で溢れちゃっていました。

これはいかん。と、空箱は全て断捨離する事に。私は前から空箱は捨てたかった!笑

全ての物をいったん出してる時に、
出てくる出てくるゴキブリたちよ…

そう、畑で使う農家さんからもらってきた籾殻(もみがら)や藁(わら)にゴキブリの卵がついていたようで…
そこで大量発生してしまっていました。

新居を建てて4年になりますが、今までゴキブリが繁殖した事なく、たまに外から飛んできて入ってしまうことは年に1〜2回ある程度。必ず仕留めてもらってたので、繁殖する事はなく。

まさか倉庫にある籾殻などに付いてたなんて盲点…
この時ばかりはわたしも心を鬼にして駆除を頑張りました。

そこからというものの、倉庫掃除の時に取り逃してしまった子たちをたまに窓や玄関口で見かけるようになり…😇

しまいにはやはり家に入ってくる回数も今までの年間回数を増えてしまいました。

11月だけで家の中での遭遇3回。
2回仕留めてもらって…1回は同じ子だと思いたい…。

その3回目が昨日の出来事でした。

主人「ゆいちゃーん!◇×*△!」

主人と子供たちが帰ってくるなり、何やら呼ばれたので作業部屋から主人のもとへ

主人「何か叩くもの持ってきて!」

瞬時にわたしはあの子が出たんだ!と察知

あの子を叩くものなんて置いてないのと、多少のパニックとですぐには叩くものは見当たらない。

あたふたしながら玄関にあった生協のカタログを丸めて恐る恐る主人の方へ行き手渡し。

バシッ!


と、2回聞こえたので覗きにいくと、
亡くなったあの子とそれを見つめる息子。

息子が仕留めるところを見ちゃってました。

実は以前一回仕留めた時も見ていた息子で、その時は何もだったので特に気にもしなかったのですが、

今回の反応は違いました。

わたしの方に振り返り、一生懸命話す息子。

息子「さっきいたのは赤ちゃんだったよ。卵は草むらのところにあるんでしょ。赤ちゃん草むらから卵から出てきて、何か食べるものないかなーってお家入ってきただけやのに゛ぃ゛〜泣」

と、最後にはうわーんと泣いてしまいました。

それを見た私も悲しくなってしまって、

私「そうやんな。ゴキブリさんも生きる為にお家入ってきただけやもんな。死んじゃって悲しいよな…」

……いや、それでもゴキブリは…

息子「なんで殺しちゃったん…

いつも虫さんが入ってきちゃった時はお外に逃してる。

私「ゴキブリさんは害虫って言って、トイレや排水溝とかばい菌が多い場所が好きで身体が汚れてるの。息子もお家から帰ってきたら手や足を洗うでしょ。ゴキブリさんも洗ってくれたらいいんだけど…汚いままお家のなか歩き回るからお家が汚れちゃうんだ。ばい菌だらけになっちゃうの。」

説明してる間も息子は泣き出してしまう…

息子「赤ちゃんだったよ…泣」

私「お家がばい菌だらけになっちゃうとお腹痛くなっちゃったりするんだよ。
あとね、ゴキブリって一匹いたら100匹いるって言われてるんだよ。お家がゴキブリだらけになっちゃうの。だから逃がすことができないの。ごめんね。(ゴキブリさんもごめんね。)悲しくなっちゃったよね。

という会話をハグしながらしてました。

100匹のくだりで、息子もびっくりしたのか泣くのをやめ気持ちを切り替えてくれたのですが、

わたしは話しながらも頭の中でいろいろぐるぐる。

息子の優しい気持ちも受け取りつつ、虫と害虫の違いも教えなきゃとなりつつ、だからといって殺すっていうのって…自分に害があるから殺していいって説明にしかなってない。なんだかこれって…と思いつつ、お家でゴキブリ繁殖しちゃってるのだろうかと不安になりつつ、自然の摂理もぐるぐるとなりつつ、

息子ハグしながら、頭、ポーン!っとなりました。苦笑

息子が2歳後半の時かな?バッタさんの死骸をみて大泣きし、当時の息子との会話で、自分の死生観というものを見つめ直すきっかけになりました。

その時に収録した音声配信はこちら。https://stand.fm/episodes/623ae3429fb6e30006409347

あれからまだ答えがでてない私。

今回の出来事も上手く話が出来てないなぁとなってしまいました。


アリさんなんて知らない間に殺しちゃってるんだろうな。雨の日の田舎道なんて、カエルさんを避けて走るなんて到底至難の技。いつも雨の日のカエルには心苦しく車を走らせてる。蚊もいたら必ず仕留めようにしてる。その辺に生えてる植物も勝手にちぎって花瓶に挿すときもある。
子供の時はぶちぶちちぎって花冠つくったりしていた。

生きる為にいただく命と違う殺傷について考える日となりました。

わたしは昔はそれほどゴキブリへの嫌悪感はなく、逃してあげればいいのにって思ってたくらいなのですが、ある日を境に嫌悪感が爆発。
以来、カブトムシもなんだかあのテカテカ具合が似てると思ってしまった日から苦手になってしまいました。。。

なんだかなぁ…

害虫の殺傷は人間が健康で生きる為に仕方のない事なんだろうけど、気持ちとしては嫌悪感の方が優ってるっていうところが複雑になってる原因の一つなのかもしれない。

ちなみに、調べたらゴキブリさんを叩くと菌や卵が飛び散るらしいのでやめた方がいいそうです。主人にも共有せねば。


生きるということ。死ぬということ。
殺す意味。


これからも向き合いながら考えていきたいと思います。

この事柄は縁起物を彫る、木を彫るという私の仕事への姿勢にも関わってくると思ってる。


今日はちょっと重めのしかも害虫という嫌悪されるような話になりました。
最後まで読んでくださった方々ありがとうございます。

最後に昔の息子の親目線では少し笑える写真貼っときます🍀

息子は髪の量が生まれた時から多くて一時期もっさもさでした笑




少しほっこりしてもらえたかな?🍀



コメント一覧

kataya2110
親になると、何も考えず当たり前と思っていたことを丁寧に説明できるよなければならなかったりして勉強になるね。
息子くんが純粋でなんかうるっとした🥺
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