フィギュアグランプリファイナルも終わりました。
今回の男子シングルのフリーは素晴らしい試合でした。
６人すべての選手が出来る限りの滑りをした❗️と思えるような試合。
スケオタ的にはこういう試合を神大会と呼ぶのだった。
ショートの順位によって滑走順が決まるのですが、最初に滑った佐藤駿くんからパーフェイクとな演技！
すべてのジャンプをクリーンに決め、他のエレメンツもマイナスが無い素晴らしい内容でした。
不本意だったショートからこの巻き返しは素晴らしかった。
総合4位でした。
次のマリニン君がまたまた素晴らしかった。
簡単に決めるので、もはや３回転アクセルなのか？って思うほどの４回転アクセル（笑）
それだけでなく、他の４回転ジャンプが多数ある高難度のプログラムを大きなミスなく滑りました。
流石に最後の方では疲れが見えましたが、ショートの不調はなんだったんだ？って感じでした。
こちらもショートの差を大きく巻き返して3位。
３番目のダニエル・グラセル君（イタリア）
イタリアのシングル男子選手で初めてグランプリファイナルに進出し、その開催が自国イタリアだったグラセル君は喜びと緊張がさぞや大きかったと思います。
フリーでは４回転ジャンプを多く入れた演技で、転倒や大きな失敗は無く滑り切りました。やり切った感があって、本当に良かった。
ジャンプの回転不足やエッジエラーなどもあって見かけよりは点数が出なかったけれど、出来ることをやり切った満足感が感じられました。
これからヨーロッパの男子を引っ張っていく一人になるのではと思いました。
４番目（ショート3位）の三浦佳生くんのことは私は勝手に火の玉小僧と呼んでいます（笑）
やる気と負けん気がそのままスピードに出るような、まさに火の玉のようなスピードとパッションで滑る選手だから。
多くの選手はジャンプに入る前にスピードをコントロールして跳びますが、佳生くんはトップスピードのままジャンプに入る。
決まった時には素晴らしい高さと速さのあるジャンプになります。
反面、コントロールが効かなくなることも。
一見無謀と思われるけれど、このジャンプを支えているのはスケーティングの上手さだと思います。
今回はいくつか失敗がありましたが、最後のジャンプで抜けてしまった４回転を再度トライするという彼らしいところを見せました。
若い選手だからこそのナイストライだったけれど、うまくいかずに終わりました。
悔しいだろうけど、まだまだこれからの選手！
今までの日本選手にないタイプの選手だし、見ていて気持ちの良いパフォーマンスで、応援する一人です。総合5位。
さて、とうとう山本草太くんの登場！
フィギュアを見てきたファンの多分全員が草太くんの復活を応援してきたので、今回の４回転３回、トリプルアクセル２回全て決めて、ノーミスの演技で涙しなかった人はいないのでは？と思うほど。
本当に本当に良かった❗️
ジュニアグランプリファイナルで1位宇野昌磨、2位山本草太だった８年前。
昌磨くんと草太くんがこれからの日本男子を切磋琢磨しながら引っ張っていくんだろうなと思ったあの時。
その直後から怪我で3度の手術。長かったけれど、とうとう戻ってきたんだな〜。
本当に草太君、諦めずに頑張ったあなたは凄い。
マリニン君の上に行くか？行くのか？とドキドキしたけど、やりました！2位❗️
そして、トリノのとりは宇野昌磨！
滑り出した時から昌磨くんのスケートの世界に引き込まれる格の違う滑りでした。
高橋大輔選手然り、羽生結弦さん然り、アメリカのネイサン・チェンやジェイソン・ブラウン然り、氷上でポーズをとって滑り出しただけで、違いを感じるスケーターは超一流と思います。
昌磨くんもそういう超一流のスケーター❗️
今男子シングル現役選手の中では、やはりダントツのスケーティングスキルと曲への一体感と世界観を持つ人だなと改めて感じたフリースケーティングでした。
引き込まれました。
４回転ジャンプもほとんどミスなくクオリティーの高いジャンプでしたが、３回入れられる連続ジャンプを２回しか入れられませんでした。
それでも、PCS（演技構成点）が他の５人とは違うレベルで、200点超えの得点を出せるのが今の昌磨くん。
もちろん宇野昌磨優勝❗️
そして、2位が山本草太、3位がイリヤ・マリニン
とは言っても他の３人も本当に素晴らしかった！
なかなかこんな試合は見られません。
男子フリーをライブで放送してくれたTV朝日にここだけはお礼を言いたいです。
長々と書いたのに男子だけだった・・・
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
