ミケマル的 本の虫な日々

「キャットニップ」 大島弓子


 久しぶりに大島弓子さんの漫画を買って読みました!



 大島さんが大きな病気をされてからは、本格的に漫画を書くのをやめてしまっていたので近年は書いてないのかな?って思ってたけれど、アマゾンさんのおすすめに出てきたので1巻目を買って読みました。
そしたら、やっぱり良かったので2巻と3巻も読みました!

大島さんはサバという猫ちゃんをはじめに飼っていて、その猫ちゃんの漫画もよく書いていたのだけれど、その時はサバちゃんは「綿の国星」のような、擬人化した猫ちゃんとして描かれていたのです。

その後、グーグーちゃんを飼って、「グーグーだって猫である」のシリーズが出ました。
これは映画になったので、ちょっと有名になったかな?
ずいぶん前に、この映画と大島弓子さんについてブログでも書きました→こちら

グーグーに出てくるけれど、大島さんは大病をされて、この後は本格的な以前のような漫画は出していませんでした。

この「キャットニップ」は、その後の大島さんの生活を描いています。
今ではたくさん飼っている猫飼いさんになった大島さんの日常を書いているのですが、読んでいて涙が出てきました。

とにかくたくさんの猫ちゃんを飼ってるから、病気になったり、亡くなったりって事もたくさん出てくるのですが、それで泣けるというよりは、大島さんの猫ちゃんたちへの目線と描き方が独特で、昔大好きだった大島弓子の漫画の根っこのところが感じられたからかなと思います。

そして、とにかく大島さんが、大病を乗り越えたんだな〜〜!
今もたくさんの猫ちゃんをお世話して、漫画を書き、お元気にされてるんだということがわかって、すごく嬉しかった!

本当に大島弓子さんの漫画が大好きだったから❗️


  家にある大島弓子コレクション



 相当前に絶版になっている大島弓子選集

 10巻までが最初に出て、背表紙が絵になっていて、すごく凝ってる。

 11巻から16巻までは後から出たので、ちょっとニュアンスが違いますが。
発売時はまだ若かったので、高いな〜〜どうしようかな〜〜と思ったけど、買っといてよかった❗️




 他にも色々とあります。
 一番古いのはすごく昔に買ったので、紙の色が変わったりしてますが、捨てられません。。


 絵の傾向は繊細な少女漫画ではあるのだけれど、その内容はとても深くて、読んだ後に小説を読んだよりももっと感動するものが多かった。

 10代の時に萩尾望都さんや大島弓子さんをその全盛期に読めたことは、私にはとても貴重な体験でした。
  
 特に、大島さんの漫画を10代から読んだおかげで、私のメンタルや頭の中の考え方が今でも影響を受けているなと思います(良い意味で)

 なので、大島さんにはとても感謝してます。

また本格的な物も読めたらいいなと思うけれど、ご自分の作品の中で書かれているような制作は過酷なので、それは無理かなと思います。

 「グーグーだって猫である」を読み返しましたが、この頃よりも、この「キャットニップ」の方が、大島さんの漫画の良さをたくさん感じられたので、とっても嬉しかったです。

 なんか年末に大島さんの新しい漫画が読めて、幸せな気持ちになりました。

まだまだお元気で、猫ちゃん可愛がって、少しづつでも漫画を描いてくださいますように!

大島弓子さんのおすすめ作品はたくさんありすぎて書けなかったけれど、来年はまたじっくり読み返して書きたいなと思いました。




ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

ミケマル
天地様、コメントありがとうございます!
大島弓子さんのファンの方からコメントいただけて、とても嬉しいです。
多くのファンがいらっしゃると思いますが、私の周りには語り合える人がいないので。私の中では特別な作家さんなので残念なのですが、こうやって同じように思っている方がいると思うと本当に嬉しいです。
 また大島さんの作品の事もブログで紹介したいなと思っています。
大島さんの漫画の素晴らしさを少しでも知ってもらえたらなと。

この時期、なかなか日本に帰国できなかったりと海外生活は大変なこともあると思いますが、どうかお元気でお過ごしください。 
天地蕗子
こんばんは。海外在住20年弱の40代既婚者です。たまたま街の図書館へ行ったらば、日本語コーナーに「グーグーだって猫である」2巻があり、読んだことがなかったので即借りて、今読み始めたところです。最初の章が、卵巣腫瘍の手術についてだったので、今大島弓子さんはどうされているのだろうと思い、検索してみたところ、一番に出てきたのでこのページへやってきました。
私も10代後半で大島弓子全集を買い揃え、何度となく読みました。人生について深く、哲学的に、それでいてふわふわと浮いているように綴られていて、大好きでした(今もです)。ミケマルさんに同意です。
こちらまで持ってきても良いのですが、なぜかこの全集とナウシカ全集は日本の実家に置いてあり、帰省した際に当時の私の部屋で読むのが常となりました。あの、読んだ後のなんとも言えない感じ、懐かしいです。年末に帰省予定でしたが、コロナで中止になり、残念ですがまた次に読める時が楽しみです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事