珍しく経済の本を読んで見ました。
『父が娘に語る経済の本』 ヤニス・バルファキス著 関美和訳
「美しく、深く、壮大で、どんでもなくわかりやすい」という副題がついています。
もう一冊、『最新医学で一番正しい アトピーの治し方』 大塚篤司著
ツイッターでおすすめしていた方がいたので、読んでみました。

『父が娘に語る経済の話』
オーストラリアに住む娘さんにギリシャに住む著者が、ゆっくり話す時間がなかったことを話すように書いた本だそうで、そのために、わかりやすかったです。
わかりやすいけれど、安易なわけではないところがすごい❗️
専門用語は使わないけれど、経済の始まりから現在の市場社会の仕組みと問題についてきちんと語られています。
私は本当に経済分野はほとんどわからないまま生きてきちゃったのだけれど、これから歳を重ねていく間に、やはり基本は分かっていないといけないなと思って、まず読んで見ました。
どのようにお金や経済や格差というものが誕生したのか?
という人間の最も最初のところの解き明かし方が新鮮でした。
お金はどうやって作られているのか?
労働力とお金。
新しいお金(電子マネー)
機械の問題、環境の問題。
色々な現在の現象もそういう風に見ることができるのか、と面白く読みました。
まさに、副題の「美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい」本でした。
読んでるときは納得してたけれど、もう1度きちんと読み直したいと思う本です。
『アトピーの治し方』
皮膚専門医の大塚先生がアトピーについて、きちんと詳しく書かれています。
私は花粉アレルギーはあるけれど、皮膚は比較的強いのでアトピーではありません。
しかし、娘が小さい時にアトピー様の皮膚で痒みがあった時があり、そんな時にも色々と迷うことがありました。
癌の治療もそうだけれど、治りにくい病気になると標準治療や主治医への不信から間違った情報に飛びついて、間違った治療をして悪化してしまうということが起こりやすいので、大塚先生は今現在のアトピーの治療で最もきちんとした結果が出ているものを紹介してくれています。
途中でちょっと説明が難しい箇所もありますが、だいたい読みやすく書いておられるので、ご自分やお子さんがアトピーで悩んでいる場合には一読することをお勧めしたい本です。
特にステロイド全部が悪者の様にマスコミやその他が言っていた時期があったため、きちんと使って治すという事を否定してしまった患者さんが多いというのは残念だなと思います。
ネットの情報やその他の情報を簡単に見られるのは、良い部分もあるけれど、間違った情報が広まりやすいので、特に医療情報は自分できちんと判断できる様にしておかないと、どんどん間違った深みにハマってしまう恐れがあるなと、この本を読んで痛感しました。
アトピーに対する新しい薬も色々と開発されてきている様です。
ということで、分野の違う本を2冊読んで見ました。
次は小説を読もう❗️