読書アプリ・ビブリアによると、昨年(2021年)読んだ本はちょうど200冊でした。
去年も約200冊だったから、だいたいこんなペースなのかな。
漫画や料理本なども入っています。
その中で、印象に残った本を選んでみました。
だいたい読んだ順に。
1冊を除いてブログにアップしてますので、詳しい説明が見たいなという方がいたら、そこを読んでいただけたらと思います。
『その犬の名を誰も知らない』
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2021年の新年に読んだ本です。
南極物語で有名になったタロとジロが生き残った背景にもう1匹の犬がいたというドキュメントです。泣きました。
『「グレート・ギャツビー」を追え』
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ジョン・グリシャムが書き、村上春樹が訳したという豪華なミステリー。
とても面白かったです!
『ヒトがいまあるのはウイルスのおかげ!』
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新型コロナウイルスに翻弄されている現在の世界ですが、私たちの周囲には目に見えないけれど無数のウイルスが存在しています。そして、細菌もそこら中に存在しているというのを右側の本でも書かれています。
そして、細菌もウイルスも私たちに害を及ぼすものよりも無害なものや私たちが生きていくのに必要なもの、そして進化にまで影響を及ぼしているものなどもある。
哺乳類が胎盤というシステムを手に入れて、母の胎内で胎児を育てるようになったのはウイルスのおかげであるという研究もあるそうです。
こういう時期だからこそ、とても興味深く読みました。
(この本はちゃんと再読してからブログに書こうと思ってそのままになっていました)
『冬の物語』
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イサク・ディネセンの短編集です。
『アフリカの日々』『バベットの晩餐会』を書いた作家です。
ナチス統治下のデンマークで書かれたもので、北欧の空気のようなものを感じる静かに心にひびくお話の数々でした。
『パノニカ』
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ジャズの天才ピアニスト・セロニアス・モンクのパトロンであったパノニカという女性の物語。モンクだけでなく多くのジャズのミュージシャンを援助し、大きく影響を与えた人。
すごく個性的で自分の感性と信念で生きたこんな人がいるんだなと、すごく興味深かったです。
パノニカさんは有名なロスチャイルド家の出身で、ロスチャイルド家についての記述も興味深い。
右の本はセロニアス・モンクの事について語った色々な人の記事を村上春樹さんが訳して編集したものです。
『全員悪人』
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翻訳者の村井理子さんが認知症になってきたお姑さんを元に書いた小説です。
認知症になった本人から見た世界を描いている所がすごいです。
本人の中ではとても筋が通っている。外から見ている著者が想像していて書いているのですが、相当な洞察力と観察力がないと書けない本です。
実母ではもっと感情的になってしまうかもしれないなと思いますが。
そうか、そういう風に感じるとそうなるよねっていうのが納得できてしまいます。
それがまた怖いとも言えます。
『指輪物語』 再読
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/2a/d522ba149c99c2c7d95fe2457f79e92b.jpg?1641169291)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/72/b4c4e1b0b75c7d7b9c6aea39869baf05.jpg?1641169293)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/44/ca0c87375bf39cf7205998fbcd7ca4dc.jpg)
映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作『指輪物語』
20歳くらいから何回も読んだ長編です。
今回は趣味で買ってあった大型本を読もうと。
そして、いつも先が読みたくてどんどん読んでしまうので、今回はゆっくりと読みました。詳細も良く読めてとても良かったです。
トルーキンの自伝なども読みました。
『アーサーランサム全集』再読
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こちらも中学生くらいの時に読んでから大好きなシリーズ。
役者である神宮輝夫さんが亡くなったという事があって読み返しました。
イギリスの子供達がヨットに乗りながら冒険を楽しむのだけど、とっても昔のお話なのに読んでいると自分も子供の頃の夏休みを楽しんでいるような気持ちになれます。
『アメリカを変えた夏1927年』
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岡田斗司夫さんのYouTubeで紹介されていた本で、面白そうだ!と思って図書館で借りて読んだ本です。
膨大な資料からのデータを元に1927年のアメリカの夏を切り取って、アメリカだけでなく世界の転換点だったのではないかという本です。
すごく面白かった!
『ネガティブ・ケイパビリティ』
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この新型コロナの影響下でもそうですが、「答えの出ない事態に耐える力」ネガテイブ・ケイパビリティという考え方、生き方が大切だなと思いながら読みました。
シェイクスピアや紫式部などとの関連も語られていて、作家でもある箒木さんならではの本でした。
『月と日の后』
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冲方さんの新刊。
平安時代の一条帝の世に二人の妃がいて、それが定子と彰子。
その一人彰子の一生を彰子の視点から描いた小説です。
彰子は紫式部が仕えたお妃です。
これまで悲劇のお妃として定子の方を主役にしたものが多いように思いますが、彰子を主役にしたこの本は新鮮で冲方さんの筆力もあって、とても面白く読みました。
『ムーミン』シリーズ
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ae/6df315329e367349a338790efa535783.jpg?1641169403)
私が知っていた『たのしいムーミン一家』と『ムーミン谷の冬』以外のムーミンのお話とトーベ・ヤンソンさんの生涯やインタビューを書いた本を読みました。
ヤンソンさんの画家として芸術家としての活動が主でありムーミン人気との葛藤やムーミンの物語に流れる寂しさなど、今まで思っていたムーミンの物語と違うものを感じる事ができました。
トーベ・ヤンソン&ムーミンの本を色々と借りました - ミケマル的 本の虫な日々
『トーベ・ヤンソン』とムーミンシリーズ - ミケマル的 本の虫な日々
長々と書いてきましたが、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
去年は再読もたくさんしました。
新しい本も面白いし、再読も楽しい。
しかし、書籍代が嵩むので去年からまた図書館利用を積極的に推進することにしました。
今年も図書館を利用しつつ、ストレスがたまらない程度に本を買って、読書を楽しめたらいいなと思います。