BRUTUS の村上春樹特集の上・下
上が「読む。」編
下が「聴く、観る、集める。食べる。飲む。」編

ネットでも一部読めるし、市立図書館でも読めるのですが、内容がたくさんあるので、ゆっくり家で読みたい気がして買いました。
早稲田大学にその蔵書と資料を寄贈したのをもとに「村上春樹ライブラリー」ができたのを記念したものなのかなと思いました。
上巻の階段に本棚があるスペースはこのライブラリー。
TVで見ましたが、蔵書はだいぶ移したけれど、レコードはまだで、少しずつ移しますというような感じで言ってたと思います。
BRUTUS の上巻の「読む。」編には村上さんが手放すことができない51冊の本というのが載っています。
一冊ずつ丁寧な読書案内になっていて、なかなか読み応えがあります。
ざっと確かめたのですが、見事に私が読んだことない本ばかり!
洋書も混じっているのもありますが、ほとんどが海外の小説です。
でも、面白そうなのも多々あって、これから読んでみようかなと思うものも。
その他、村上さんの全ての著書を面白い視点から見たコーナーや1984年に村上さんがドイツに行って現地取材したルポした記事なども。
このドイツのルポが、なんかとってもしみじみとするようなものでした。
そして、下巻はレコードへの思いが凄い!
本よりレコードを買うのが趣味以上のものとご本人も言うように、たくさんのレコードを収集していると言うことで、その中からクラシックのレコードをたくさん紹介しています。
村上さんはジャズのお店をやっていたほどだから、もちろんジャズのレコードもたくさん持っているのだけれど、それよりもクラシックを聴くことが多いとのこと。
凄い量の紹介が載っているので、これはゆっくり読ませてもらいます。
この本の中で、一番おおっ❗️と思ったのは、1980年の特集「男には隠れ家が必要である」で、村上さんがやっていたジャズバー、ピーターキャットの事が紹介された記事が掲載されていたこと。
ピーターキャットは千駄ヶ谷にあったジャズバーで、私がよく通っていた道沿いにあったのです。
ピーターキャットには何回も行ったことあるのですが、村上さんが店主をしていた頃には一回くらい行ったことがあったと思います。
でも、主には次の店主の方になってからでした。当時の私にはとても洒落て大人なお店でした。
作家生活に専念するためにお店を譲ったので、今となれば貴重な取材と写真です。
このお店にあったたくさんのジャズのレコードは、しばらくはそのままジャズのお店として継続したのですが、その後にお店を買った方が売却してしまったと近くの書店の方が残念そうに言っていたのを思い出しました。
レコード以外にも、映画、アート、走ること、Tシャツ、料理、などなど話題満載です。
小説の中で主人公の男性がスパゲティを作る場面が多いように思うのだけど、村上さんもパスタ料理は得意らしいです。
めちゃくちゃ情報量の多い雑誌なので、村上春樹ファンは楽しいと思います。
私はクラシックには疎いのですがクラシックファンは下巻が、本の情報は上巻が興味深いのではと思います。
さて、昨日書いた豆入り野菜スープ。
今日のお昼にも飲みました。

スープに豆を入れるってやっぱり良いな〜🤗
豆のほんのりとした甘さと食感がスープに合う!
あっさりしがちな野菜スープが少し濃厚に食べでがある感じになる。
豆が好きでない家人には悪いが、また豆入りスープ作ろう❗️
よそう時に入れなければ大丈夫だそうです(笑)