思うままに読んでると、変わった取り合わせになる事がままあります。
長かった梅雨が明けたのは嬉しいけれど、急に気温が上がり、夜になっても下がらず。
とうとう蒸し暑くて寝苦しい夏の夜がやってきました。
昨日は寝てから3時間くらいで目が覚めてしまい、暑いのもあって寝られないな〜〜と思ったので、明かりをつけて本を読みました。
寝られないでイライラするよりも本を読んだりしてた方が精神衛生的に良いってことが経験上わかっているので、そうしています。
昨日の夜中に読んだのは
ケン・リュウの短編集 『紙の動物園』 古沢嘉通訳
この本は以前に買った短編集で、最初に載っている短編が本の名前になっている『紙の動物園』
以前途中まで読んだのですが、もう一度読もうと思っていました。
短編小説の『紙の動物園』がなんとも言えず秀作で、夜中に泣きました。
ケン・リュウさんはアメリカのみでなく世界中のSFファンに注目される作家ということで、書店にもその作品がよく並んでいます。
私はSFと思わず買ったのですが、『紙の動物園』はSFとしてではなく、普通の小説として読んでもしみじみと哀しく美しいお話でした。
母と息子の物語としても、夫婦の物語としても、不思議な折り紙がなんとも魅力的であることも、全てが連動して泣けました。
あまりにこの話がいいので、この本の後の小説がいまいち心に響かなくてごめんなさいと思うくらい。
SF好きでない方にも読んで欲しいなと思う小説です。
ケン・リュウさんは11歳の時に中国からアメリカに渡って、大学では英文学とコンピューターサイエンスを学び、ソフトウェアの開発をしたり、その後弁護士資格を取得したりした後に小説を書き始めたという多才な方だそうです。
世の中すごい人がいるんだな〜〜😉
そして、最近よくネットでも話題を見かける人気漫画『鬼滅の刃』
どんなお話なのかしら?そんなに人気なのはなぜ?なんて思って、職場のスタッフの方に借りて読んでみました(スタッフの小学生の息子さんのものらしいです)
とりあえず3冊お借りしました。
ネットでアニメも見られるので、アニメでも最初のところだけ見ました。
最初から結構血生臭い感じですが、アニメよりも漫画の方が色がない分、残酷な感じが低くて読みやすかったかな。
元凶である人物も登場して、これからこの人物と色々な方法で対決しつつ、妹を助けるという命題を解決していくんだろうなと予想しましたが、どうなのかしら?
なかなか面白かったけど、戦いの漫画をずっと読むか?というと、そうでもないかなと思います。でも、なるほど、こういう内容なのねというのがわかって、楽しかったです。
大切にしてる漫画をかしてくれた息子さん、ありがとう❗️
そして、ガラッと変わって、ツイッターで見かけた親の介護の漫画も読みました。
『健康以下、介護未満 親のトリセツ』 カータン著
カータンさんは人気ブロガーだそうですが、最近はご両親の介護についてのブログ漫画をまとめた本のようです。
御多分にもれず、うちも両親がそろそろな年齢に差し掛かっています。
私は遠くにいるので、妹がその分色々と動いてくれています。
カータンさんも2人姉妹で姉妹で協力して介護をしてらっしゃるので、私も実際動くことは新型コロナでますます難しくなっているけれど、他の面でできることはしようと改めて思いました。
とにかく、だんだん分からなくなっていく親を見るのって、初めは精神的にも大変だし、歳をとると気分の変化も激しいし、身体の不具合と気持ちのバランスがうまく行かない。
かといって、本人の気持ちを尊重しないとうまく行かず、かといってわからなくなってしまっているとそれもままならないと本当に難しいですね。
この本は大変な事を書いてありますが、周囲の公的な機関や介護の方々が皆親切で、著者のそういう方々への感謝の気持ちがひしひしと感じられて、ユーモアもあり、読んでいてなるほど!と勉強になるところもあり、とても良い本でした。
大変だな〜〜と思ったと同時に、深刻になりすぎず頑張りすぎずにする事が大切なんだなと勉強になりました。ユーモアって大変な時こそ大切だなと。
昨日の夜は結局『紙の動物園』を途中まで読んだり、ちょっとスマホ見たりしてたら眠くなったので、また寝ました。
全部合わせて5〜6時間は寝られたかな。
去年の夏も暑くなるとこんな感じの日があったな〜〜なんて思いました。
今日はできれば続けて寝たいものです。